伏 贋作・里見八犬伝 (文春文庫 さ 50-6)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (473ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167784065

感想・レビュー・書評

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  • 江戸の街に伏と呼ばれる犬人間がはびこり,14歳の少女の浜路と兄の道節が賞金目的に伏を狩る話。
    作中作が面白かったが,全体的にはそうでもない。

  • 1402 映像で見る様に想像し易く読み易かった。登場人物それぞれも個性派揃いで印象的でした。私の男と続きで読んだので作風のギャップを楽しめました。

  • 信乃と浜路の恋物語になってもよかったし、旅は続く、というような終わり方が好ましい。

  • タイトル見たら一目瞭然の、里見八犬伝ネタの時代ファンタジー。
    荒唐無稽でラノベ寄りではありますが、結構世界観はブラック。何事にも光と影がある、というテーマのようです。
    細かく言っちゃうと、14歳の小柄な女の子にこの時代の重たい猟銃が扱えたのか!? とか、江戸城で大活劇してよくおとがめ無しだったよな、とか色々疑問は尽きませんが。
    いいんだよね、エンタメの世界において、面白いは正義w

  • 時代設定の甘さが気になって仕方なかった。
    せっかく大きなテーマで書いているのだから、原作との絡みがあるといいのに。

  • 桜庭一樹の八犬伝。ということで手に取ってみた。
    桜庭一樹はそんなに好きってわけじゃないのについ読んじゃう。
    八犬伝も古典パロディも好き。
    で、読みはじめたけど、うーん…あー…
    いまいち乗れず、返却期限が来てしまったのでちょこっと読んだだけで返した。

    原作をだいぶ変えたらしいことは知っていたけれど、『嗤う伊右衛門』やドナ・ジョー・ナポリ的な、大筋では変わらないものを勝手に想像してた。
    これは『ドラゴンボール』的な改変。

    それはいいんだけど主人公サイド(狩る者)の悪役っぷりについていけず。
    しかも浜路。
    萌えポイントっぽい部分も合わない。
    私一番好きなの毛野だしな。

    作品としてどうこう以前に好みがひたすら合わない。

  • どことなく不思議さの漂う作品。
    世界観は好みだったけど、もう少しアクション要素があると更に面白くなったんじゃないかな、と。

    浜路ちゃんの生き生きとした姿に惹かれました。

  • 劇中小説の「贋作・里見八犬伝」が物悲しくも素晴らしい。ここを因果の因(スタート)とし、伏という犬人間とそれを狩る人間たちの話は進んでいく。主人公が年端もいかない純朴な女の子というのが、御伽噺らしい構成だと思う。本家の八犬伝を読み返したくなった。

  • 2013/11/06
    移動中

  • 桜庭一樹さん。初読み。
    ブクログのレビューに惹かれて手に。

    ちょっと想像してたのと違ったかな。
    もっと痛快勧善懲悪的なものを期待して読んでしまったら、思ったよりも暗かった。もっと突き抜けた痛快さがほしかったな。

    でも、桜庭さんの文体は読みやすくて好きになりました。
    他の作品も読んでみようかな。

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著者プロフィール

1971年島根県生まれ。99年、ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。2007年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞を受賞。著書『少女を埋める』他多数

「2023年 『彼女が言わなかったすべてのこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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