そして生活はつづく (文春文庫 ほ 17-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167838386

感想・レビュー・書評

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  • 友達が星野源さんのファンで気になったので読んでみたら笑ってしまうほど面白かった。
    さくらももこさんのような着眼点で自分の身に起きたダメさ加減や家族の話最高でした。
    また、星野源さんのイメージがだいぶ変わってしまいました。良い意味で。

  • 「生活が苦手」ってとてもよく分かります。料理、洗濯、掃除などなど…全て放り出してしまいたい時があります。けれど逃れられないことだと諦めて生きてる。
    星野さんが生活から逃れて生きようとしている様子を読んで、やっぱり私には無理だなぁと感じました。料理しないとなると、外食が続きお金がかかるし健康にもあまりよろしくない。洗濯は溜めれば溜めるほど着る物はなくなるし量も増えて大変。掃除なんかはもう言うまでもなく。何でも逃れようとすればする程後々面倒なことに。それくらいなら毎日少しずつでも面倒な方がまだ良いかな。そうしてみんな生きているんじゃないかなぁ。
    それに、面倒でも生活がきちんとしてこそ日々幸せを感じられるのではないかと思います。星野さんの言うように、生活の中に楽しさを見つけて生きていけるといいな。

    二代目桂枝雀さんの、「人を思うことが、本当は自分を思うこと」という言葉が胸に刺さりました。自分のことばかり考え過ぎて疲れることってある。誰かを思いやって行動して生きていく方がずっと満ち足りて幸せを感じられそうに思います。

  •  音楽、俳優など多彩な活動を行い、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの星野源のエッセー。
     この本自体は2013年に出され、そこから2017年の時点で36刷も行われていることから、ある程度星野源が浸透し、どういった人物かを皆知りたかったのであろう。
     そういう一人のうちの自分かも知れないが、日常を上手にカットし、取り上げて面白おかしく表現していくところに芸達者さも感じつつも、そこに所々自身の哲学とまではいかない、重苦しくない考えが芯にあるところが見受けられる。
     個人的には母親のようこちゃんのエピソードが、こういう母親もありなんだなと、固い自分からしたらそれぞれの家庭の形というものを思い知ることになった。

  • くだらないことにいつも笑って生きていきたいと思った。

  • 逃げ恥から星野さんが好きになり、最近は結婚と何かと話題の星野さん。
    初めて手に取りましたがとても面白く一気読みでした。星野さんの私生活等や考え方を知ることができ益々好きになりました。

  • アーティストとして大好きな星野源。
    少しだけマウントとりますが、「ばかのうた」から聞いてます。
    当時、好きだったアーティストが「この曲はすごい」と言っていたので。

    昔の曲の雰囲気に近いエッセイでした。昔の曲といまの曲、全然違うよな~とずっと思ってたけど、本作読んで自分なりに理由がわかりました。
    いまの音楽は、面白がり力のアップと、面白さを通じてダメな自分も肯定することで自分を信じられるようになってきたから昔と違うんですね。
    これからも、星野源が好きだ。

  • ようこちゃんにぜひ本を書いてもらいたいものだ。自分の子どもでこれだけ遊べるなんて、なんて素敵な母親だろう。実際は星野源のことを想ってしたことだそうだが、オイラは惚れました。間違いなく素敵な女性だ。これこそ星野源の原点だ。まあ、母親なんだから当たり前だけど。母親ってすごいなって思うよ。とくに男の子にとっての母親ってそうなんじゃないかな、いや女の子も一緒かな。
    このエッセイで星野源がダメ人間であることはよーくわかった。でもオイラはそれを含めてさらに好きになった。楽曲はもともと好きだったけど(長岡亮介と一緒にやってることが大きい)、ひとりのバカ男子として惚れ直しました。ダメ人間なんだけど、人生を楽しくしようとしているんだよね。文庫本のあとがきで言っている。
    ”黙ってても日常はおもしろくなってくれない。見つめ直し、向き合って、物事を拡大し新しい解釈を加えて改めて制作していかなきゃならない。毎日をおもしろくするのは自分自身だし、それをやるには必死にならなきゃならない。
    つまり、一生懸命生きなきゃ毎日はおもしろくならないってことだ”
    ダメ人間のくせになんなんだこのポジティブさ。よく人を笑わせる人がいる。一方、凄くおもしろいことが起きているのにそれをネタに人を笑わすことができない人がいる。いつもネタ探ししているオイラにしたら、「こいつ、人を笑わせる楽しさ知らないな」って思う。結構、多いんだよな、こんな人。笑われるのが嫌なのかな。星野源は自分が楽しむのはもちろんだけど、人を笑顔にすることも好きなんだと思う。そしてそのためには「一生懸命生きなきゃ」って言う。凄い!だからやっぱり制作元のようこちゃんの話を聞きたい。ぜひ本を書いてほしい。

  • 最近星野源さんが好きで本屋さんに立ち寄ったら
    見つけて即買い!!!!
    面白すぎて読んでる途中で笑っちゃう本✨
    何でも挑戦するところは本当に素敵だなって
    思ったし、わたしもやりたいことは全て
    やっちゃいたいって思った

  • 元々星野源さんの歌が好きで買いました。いまやぼくのバイブルの一つです。やっぱり星野さん
    大好きです!

  • 星野源さんエッセイ拝読2冊目。
    8割シモでくだらなくて人間臭い。(臭いのは人間臭だけか?(笑))
    ちょうど11人もいる、の時の話とか載ってて、実際の性格が役柄にとても合っていたな、と思った。

    合宿の話はウォーターボーイズかな?

    エッセイと言えど、自分のだらしなさとかどうしようもない部分、人から言われたことなどをここまで赤裸々に述べられる、そんなところがどうしようもなく人間らしさ丸出しで愛おしく思った。
    .
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著者プロフィール

1981年、埼玉県生まれ。俳優・音楽家・文筆家。俳優として、映画『罪の声』で第44回日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞。音楽家としては、近年に『SUN』『恋』『ドラえもん』『アイデア』『創造』『不思議』など多数の楽曲を発表。また、著作に『そして生活はつづく』『働く男』『よみがえる変態』がある。音楽、エッセイ、演技のジャンルを横断した活動が評価され、2017年に第 9 回伊丹十三賞を受賞。

「2022年 『いのちの車窓から』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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