シモネッタの男と女 イタリア式恋愛力 (文春文庫 た 56-5)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167838423

作品紹介・あらすじ

人生には、前世からの定めとしか思えない運命的な出逢いがある。-著者が深く関った、年齢も国境も超えた六人の男女。彼らの人生をたどり直し、一流の通訳者ならではの洞察力と共鳴力で、生きることの現実を鮮やかに描き切った珠玉のエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 【“シモネッタ”がとらえた人間劇場!】イタリアで、日本で“シモネッタ”が出会った忘れられない男と女。ユーモア&ペーソスたっぷり6つのエッセイ。縁は「伊」なもの?!

  • イタリア語通訳の著者の友人エピソードをまとめたエッセイ。
    短編集を読んでいるような感覚。とくに最終章の米原万里さんとの最後の交流は泣けました。米原さんの華やかさ、知性、この人はこんな人だったんだろうなあというのが伝わってくる文章でした。
    彼女あっての自分、と謙遜する著者ですが、ユーモアのセンスが抜群で、とくにとっさに洒落で言葉を返せるのはさすがだな、といつも思います。

  • イタリア語通訳として知り合ったイタリア人男女の物語り。取り上げたイタリア人達の老後に触れられているのと、著者の寄る年波のせいか売り物のユーモア&ペーソスのペーソスの割合が断然高くなってきている。巻末に描かれた友人米原万里さんの最後の日々が哀しい。

  • 田丸さんが、米原さんの最期を書いてくれて(おかしいかもしれないけど)感謝しています。
    ありがとうございます。

  • すべて読み終わって、改めてタイトルに返り「男と女」の物語であったと再認識。
    異文化と個性が強い登場人物の話に引き込まれがちだが、恋愛に関する深い真理が一貫して描かれている。
    それでいて恋愛に関しては、親友・米原万里さんと明け透けに話さなかったと言う記述があり、胸が熱くなった。

  • 恋愛出来るかどうかって「力」なのか?

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    「“シモネッタ”がとらえた人間劇場!

    イタリアで、日本で“シモネッタ”が出会った忘れられない男と女。ユーモア&ペーソスたっぷり6つのエッセイ。縁は「伊」なもの?! 」

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著者プロフィール

(たまる・くみこ)
広島県出身。東京外国語大学イタリア語学科卒業。イタリア語同時通訳の第一人者であり、エッセイスト。大学在学中から来日イタリア人のガイドを始めた。著書に『パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記』『シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ 』『シモネッタの本能三昧イタリア紀行』『 シモネッタのドラゴン姥桜』『シモネッタの男と女』イタリア語通訳狂想曲 シモネッタのアマルコルド』などがある。軽妙で味わい深いエッセイのファンは多い。

「2014年 『シモネッタのどこまでいっても男と女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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