ずっとあなたが好きでした (文春文庫 う 20-3)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1199
感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・本 (669ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167909741

感想・レビュー・書評

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  • 主に恋心を綴った短編集。と見せかけて……

    話自体はどれもそんなに面白い訳ではないと思う。
    サスペンス仕立てだったり、ジュブナイルだったり、どんでん返し有りーのと多彩で作者の力量が感じられる。
    所々で見た事ある名前が出てきたりするので、何となく察してはいた。


    それにしても、主人公の節制の無い女好きには呆れてしまった(笑)どんなに振られても、別れても、めげない生きる力とか……
    そんな彼でも自殺を望んだり、底辺の生活をしてアル中になったりと色々な人生のターンを経験して来たのかぁ?

    これを思いついた作者は密かにほくそ笑んだのかな。しかし発表媒体を見るとあちこち変わったりしているので、イマイチ仕掛けに気がつく人が居なかったのかも?
    説明っぽく書かれている「錦の袋はタイムカプセル」が書き下ろしとなっていたので、そんな事を想像して楽しませてもらった。

  • 13編の恋愛モノ。
    けれどこれ、歌野晶午さんなんで。
    ただの恋愛モノのわけないじゃん!何が待ってるんだろ!と、注意深く読んだ。
    でもやっぱり最後まで気付けなかった…。これは分かんないわ。すごい。でも、私は最近ただの恋愛モノを読むのがあまり面白いと思えなくて、歌野さんの叙述トリックだから読んだけど、13編は少々長かったかな。

  • 正確に書くと星3.4。
    短編集で、どんでん返しとはいかないまでも最後にビックリの仕掛けがあった。
    短編集の内容は恋愛に絡んだものだった。

  • 面白かった。
    でも、ちょっと長すぎる感はある。
    最後はさすが歌野さん、やられた〜と思った。

  • ちょっと私的には読んだことは覚えていても、内容は覚えていのが正直な感想です。

  • 13編からなる恋愛短編小説 ページ数661
    一つ一つの恋愛ストーリーの中に何かしらのミステリー要素が入っており、短編小説が好きな方にはおすすめしたいです!!特に何気ない恋人との日曜日を描いた「まどろみ」ネットでの出会いを描いた「匿名で恋をして」が自分的には好きな作品でした。ですがもともと短編集があまり好きでは無く、それを知らずに手に取ってしまった作品で、正直…途中で読むのやめてしまおうかと思いました。だって長いんですもの…が!全部読んでよかったです。歌野さんにはびっくりさせられっぱなしですo(^-^)o

  • ツイッターのフォロワーさんに薦めていただいた本。
    恋愛をテーマにした短編集。
    しかしここは歌野晶午さん。すごい仕掛けが待ってました…! 歌野晶午さんを知ったのは、以前ビストロSMAPのときに、読書好きの中居君が勧めていたのがきっかけ。中居くんが推薦していた「葉桜の季節に君を思うということ」もとても好きな作品。

  • ちょっと物足りない感じが残りました。
    短編小説なので、暇つぶし程度になら読みやすいです。

  • 「葉桜の季節に、、」を読んだうえで読み始め、残念ながら結構な序盤で勘が冴えてしまいました。
    わかった状態でのこの長編は辛かったです、、。
    ただ、細かく推理しながら読んでいたわけではないので「あー、やっぱりそうか(落胆)と「あぁ、そこはそういうことか!(納得)」と、答え合わせと補足説明を受けながら読了した感じ。

  • タイトル・表紙買い。ちょっとイメージと違ったけど…。こういう、少しずつ繋がっているお話結構好き。

著者プロフィール

1988年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞をダブル受賞。2010年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回本格ミステリ大賞をふたたび受賞。

「2022年 『首切り島の一夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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