泥棒猫ヒナコの事件簿 あなたの恋人、強奪します。 (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198932596

感想・レビュー・書評

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  • 20101130

  • とても読みやすかった!
    色々な結果・方法あって面白かった!

    雛子さん素敵

  • 内容紹介を、表紙裏から転載します。
    『このままじゃ、私殺される・・・・!年下彼・英之のDVから逃げ回っていた梨沙は、ケータイに出ていたアヤシイ広告に飛びついた。
    「あなたの恋人、友だちのカレシ。強奪して差し上げます」。梨沙の依頼を受けた「泥棒猫」こと皆実雛子(みなみひなこ)が、英之の男心を強奪する方法は?そして雛子の献身に、いつしか梨沙のこころもいやされて・・・。
    恋のダークサイドを知ってしまった全女子必読のサスペンス!』

    題名などのノリから、軽いサスペンスだと思って読み始めたのですが・・・。軽く読めたことは予想通りでしたが、内容が予想以上に良かった!!です。
    短編が6編入っていますが、どれも登場人物の人生がきちんと描かれていてストーリー作りのための不自然さがないのが不思議でした。だって、かなりわざとらしい設定もあるのに、なぜか不自然に感じないんだもの。

    必ずしもうまく行く時ばかりではないのですが、解決できない時も、解決できなかったことが結果的に良かったというラストで気持ちが落ち着きます。

    短編それぞれの題名は映画の題名のオマージュ?内容がその映画にかすかにかぶっている感じもします。
    思いついた映画の題名は。
    「泥棒猫貸します」→「アパートの鍵貸します」
    「カッコーの巣の中で」→「カッコーの巣の上で」
    「カワウソは二度死ぬ」→「007は二度死ぬ」
    「マイ・フェア・マウス」→「マイ・フェア・レディ」
    「鳥かごを揺らす手」→「ゆりかごを揺らす手」

    「九官鳥にご用心」がちょっと思いつかなかったのですが、調べたら「奥様ご用心」と「電話にご用心」という映画がありました。題名に「ご用心」を使った映画は他にもありましたが、内容から見てこの二つのどちらかかなと思います。
    違う映画を思いついたよ!という方、ぜひご意見を聞かせてください。

    読後感がとても良くて、もっと続きを読みたいです。ぜひシリーズ化して欲しい!

  • やばい、めっちゃおもしろい

  • 他人の恋人を横取りする、泥棒猫ヒナコが活躍する。面白い。

  • 鈴木輝一郎先生の超×6くらいのお薦め本だったので読んだ。おもしろ~い。とっとこ読めるけど、ハッとさせらりたりして……。短篇毎のつながりもスムースだし。★×5です。

  • このままじゃ、私殺される…!年下彼・英之のDVから逃げ回っていた梨沙は、ケータイに出ていたアヤシイ広告に飛びついた。「あなたの恋人、友だちのカレシ。強奪して差し上げます。」梨沙の依頼を受けた、“泥棒猫”こと皆実雛子が、英之の男心を“強奪”する方法は?そして、雛子の献身に、いつしか梨沙の心も癒されて…。恋のダークサイドを知ってしまった全女子必読のサスペンス。


    とても読みやすく、好みの作品集だった。

    依頼を受けて面談をする「初対面」でのヒナコの風貌の突飛さに相反する、仕事をする時に垣間見える「デキる」感じや、
    最終章で繰出した「探偵の七つ道具」然としたアイテム等、
    なんだかわくわくしながら読めた感があった。

    依頼者が、「自分の受けた痛みを他の人を救うことに役立てる」ためにと、協力者へとなっていくトコなども、リンク性があって面白いし、コレ、まだまだ明確にされていない部分もあるので、シリーズ化の可能性も???

    いや、ぜひシリーズ化願いたいと思う。


    《2010年11月24日 読了》

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著者プロフィール

永嶋恵美一九六四年、福岡県生まれ。二〇〇〇年『せん-さく』でデビュー。一六年「ババ抜き」で第六十九回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。主な著書に『転落』『明日の話はしない』『ベストフレンズ』『視線』『一週間のしごと』、「泥棒猫ヒナコの事件簿」シリーズなど。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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