泥棒猫ヒナコの事件簿 あなたの恋人、強奪します。 (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198932596

感想・レビュー・書評

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  • とっても読みやすく、こういった展開は大好き。
    長編物があればもっと楽しめるなって思います。
    続編でるのかな??

  • さらに今日は、髪型が変わっていた。

  • タイトルだけで「読んでみよう」と思った本。書下ろし2編を含む6編の短編集。赤川次郎の作品を読んでいるときのようにサラサラと読み進む事が出来ました。
    ミナミヒナコを中心に、オフィスCATのメンバーが依頼を請けて強奪劇を繰り広げる。きっかけは様々だが、依頼に関わる人間模様も面白い。
    続編と、テレビドラマ化を期待。ヒナコ役は誰がイイかな〜?

  • 別れさせ屋ではなく「強奪」です。不穏当に聞こえるけど、実は後腐れがなくていいのかもしれません。相手が心変わりしてくれればストーキングも止まる。フタマタ男とも縁を切れる。別れる理由を説明しなくて済む…などなど。依頼人が皆同情に値する境遇に陥っていたり、理由はあくまで善意からくるものだったりなので、純粋にヒナコの成功を楽しみにできます。事情をくみ取ってくれる信頼感もあるし。強奪するテクニックが至極当たり前なことでも、まぁ実践するのは難しいからなぁと点が甘くもなるというものです。友情は共犯意識で成り立つ部分もありますし。
    話とは別に、個人情報の取り扱いが印象的でした。こちらから積極的に伝えて信頼を得るヒナコと、悪用されないよう最初はできるだけ隠す依頼者。個人情報の詰め込まれた携帯は別れると同時に変える。または携帯に細工して他者との関係を絶つ。情報について普段考えるのとは別の側面をみることができました。

  • 20110204読了
    ライトな読み口で楽しく読めた。
    短編集。
    4編でした。
    各題名は有名な映画のタイトルから。
    題名の通り、奪う、というところにポイントがあり、事件にもバラエティがあってよかった。
    そのうち、雛子さんの過去編もあるのかな。
    とはいえ、助けるならいいけど、恋愛に体張って、なかなかできる仕事ではないな...

    泥棒猫貸します
    九官鳥にご用心
    カッコーの巣の中で
    カワウソは二度死ぬ
    マイ・フェアマウス
    鳥かごを揺らす手

    たぶん
    アパートの鍵貸します
    奥様(に)ご用心
    カッコーの巣の上で
    007は二度死ぬ
    マイ・フェア・レディ
    揺りかごを揺らす手

    ご用心だけわからなかったので探したけど、有名な映画だった。
    もとの映画との関連は特にない、かな。
    あるといえばあるとも言える。


    アパートがキーになったネタ
    ひとりの男を取り巻く女ネタ
    継母ネタ
    二回別れる?みたいなこと?のネタ
    身分違いネタ
    家族養いサスペンスネタ

    大まかすぎるけど、そんな感じかなー

  • 友達が題名に惹かれて買ってきて、読もうとしていたのに、私も題名見て読みたくなって奪った本。

    初めは、1つの物語で、話が進のかと思っていたし、想像と違う感じで話が進んでいった。
    実際は、ヒナコが色んな形で強奪する短編が並んでる。

    面白かった!色んな恋愛があるんやなあと思わずにいられない。
    バラエティーに富んだ内容でした。
    ヒナコさん、好きだなー


    是非、シリーズ化希望!!

  • 3本のみつあみというさりげなさが素敵です。

  • 2011.1.10読了

    『わかれさせ屋』ではなく、恋人や夫を盗む。
    短編集で、1話目こそ、そのテーマに沿った自己紹介的な話だったが、2話目以降は骨子だけ残して事件解決、みたいな体に変わってゆく。
    最後の話なんか世相を反映させた今時の事件な仕上がり。

    読み口ライトですぐ読めるし、そこそこ楽しい。が、ちょっと経ったらすぐ内容忘れそう。
    書き手が器用なだけにすんなり入ってこれるが傷跡は残せないね。


    題名に冠されているヒナコさんも美人一辺倒だし。
    主人公はみんな美人なんかいっ!って思う。

    暇潰しに軽く読むならいいと思う。

  • キャラがしっかりしてる話は好きな方なので。
    これは好みだった。
    続き頼むw

  • 泥棒猫、九官鳥が好きだなー。鳥かごのその後が知りたい。

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著者プロフィール

永嶋恵美一九六四年、福岡県生まれ。二〇〇〇年『せん-さく』でデビュー。一六年「ババ抜き」で第六十九回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。主な著書に『転落』『明日の話はしない』『ベストフレンズ』『視線』『一週間のしごと』、「泥棒猫ヒナコの事件簿」シリーズなど。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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