暴君竜を飼いならせ (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店
4.00
  • (33)
  • (29)
  • (20)
  • (2)
  • (3)
本棚登録 : 326
感想 : 25
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199007538

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 受け攻め交互視線でおもろい。攻めが後悔するとこ、ズキンズキンきた。ただ、恐竜人×動物の心が読める人間、というトンデモ設定に萌えられなかった自分が残念。そして攻めがあまりにも暴君で引いた(笑)
    ということでキャラにあまり魅力が感じられず、お互いどう惹かれていったのかよく分からなかった。最初がレ○プな割りにあっさり順応した受けとか(^^;そしてガチ殺されそうになったのに、後悔してるなら許す…なんて(T-T)もうちょいザマァ攻めを楽しみたいのに痒い所に手が届かないもどかしさが。エロ描写は多めでレパートリーも様々。流石です。

  • ファンタジーBL
    恐竜ということで、なかなかに暴力表現多しで
    前半でげっそりしてしまいましたw(苦手なんで)
    切ない展開もありつつ、印象に残る作品でしたが
    私には合いませんでした。

  • 初めて読んだ犬飼ののサンの作品。恐竜BLと聞いて興味津々だったけど、さすがに獣姦みたいな事にはならず…(まぁ恐竜相手じゃ無理よね) 血生臭い場面もあるし、かなりな暴君が攻なので好き嫌いはわかれると思うけど、面白くて一気読みでした♪

    『人間社会に紛れて生きている竜人=恐竜と人間を掛け合わせて超進化を繰り返してきた、恐竜の子孫』という、現実世界にファンタジックな設定が盛り込まれたお話。主人公はそんな竜人の君主・可畏に見初められた、芸能事務所のスカウトが後を絶たないベジタリアンな男子校生・潤。
    この作品は、可畏の酷い暴君ぶりに耐えられるかが第一のハードルかも(笑) 私は、可畏が隠し持ってる内面を潤が読み取ることに同調する設定でハードルをクリアしたけど、全く萌えない人も居るだろうな…
    潤のポジティブさにはきっと読者も救われたと思う。可畏も文中で称賛しているが、ツラい経験をしてきた強さが陽の世界へ向かって真っ直ぐ伸びていて、可畏とあらゆる意味で真逆なカップルである。

    だんだん甘くなる件がすごく良かったので続編があるのか検索したら、 犬飼さんのサイトでSSが読めて嬉かった!
    最新刊は人魚だし、ファンタジーがお好きなのかしら?ちょっと気になる作家さん。

  • 初め恐竜人設定出てきたので、うわっ引くかも…と思い、ファンタジー系でイタイ方向に行くのかと心配したが、中々どーして新しい世界を広げちゃってくれましたね!
    かなり血を見る痛覚的に痛い場面も多いのですが、他の方も書いていましたが潤くんの明るさポジティブさ、強さに救われましたね。ベジタリアンである理由もあまり抵抗なく読めましたし、そのどちらも竜嵜との関係を成り立たせる大事な動機になってましたね。
    また、外面は暴君レックスなのに内面は傷ついたままの子どものような竜嵜と、器の大きい潤の対比が面白くて、いいカップルだなあと。最後にはレックス竜嵜も漢を見せてくれて成長したねwと微笑ましくなりました。
    犬飼のの氏は冷徹さとか残酷さもキッチリ書ける方なので、後半潤と馴染んできたお妾さん同士のキャピキャピや側近ディプロさんたちとの関係の甘さとのバランスが取れていて納得の内容でした。
    個人的に竜嵜が会食のテーブルを蹴って出て悶々グルグルしながら潤を探しに行って…という井戸の場面が大好きです。その前の、潤を拘束してディプロたちに…という朝の場面も緊張感に溢れててよかったです〜♡

    これも他の方達が書いていましたが、是非、続編を書いてもらいたいです。是非!

  • 恐竜設定は凄く面白かったのだが、攻めに魅かれず残念。私の好みとちょっと違いました。

  • 表紙の構図がもの凄い。かつて攻めの口内に入った受けがいただろうか?しかもイメージではないあたりがまたスゴイ。思わず表紙込みで★4。肉食恐竜の遺伝子を持つ攻め×生き物の心の声が聞こえてしまう受け。脳内ではジュラシック・パークが再生されまくります。設定が竜人専用の全寮制学院で攻め=ティラノサウルスのため生徒会長で最強!もちろんオレ様暴君ですが読後感は意外と甘々。絵師の笠井さんはドSエロっぷりがぴったり❤︎これは2作目くるかも。

  • 恐竜?この発想がまた面白いしかっこよかった!
    是非シリーズを頼みます。

  • 私の中では高評価。すごくよかったと思う。
    いや、あらすじで「俺の餌になれ」だの、恐竜BLだのってイロモノの匂いがぷんぷんしていたんだけど。確かにイロモノと言えばそうなんだろうが、思っていたほどヤバイ方向のものではなかった。
    っつか、キャラ文庫の何でもあり感すごすぎてびっくりだ。
    暴君竜とあるけど、カイは暴君ってほど暴君じゃない。そう振る舞うことで傷つかないようにしていたって感じに思えるから不思議。おそらく、それは受けの潤の受け入れ方にもよるのだと思う。この潤の方も問題ありと言えばそうなので、この二人が結ばれて終わるだけではなく、ちょっとその先のお話も読みたいなと思った。

  • これ続編あることに期待して★5
    とうとう恐竜がBLにっ。どんな話になるのかと手にしたときは少々不安でしたが、まぁなんともその世界観にどっぷり引き込まれました。どうかシリーズ化してください。

  • 恐竜BLっていう新しいジャンルができるんでしょうか?モフモフとは一味違って、獰猛なラブが堪能できそうです。
    笠井あゆみセンセとのタッグでエロスが倍増ですね。笠井センセは美麗なことは言うまでもないけど、このアングルが凡人には思いもつかない感じで素晴らしいです。カラー口絵もガン見のエロさです!表紙なんて攻がデカすぎて牙の中に潤がいるっていうはみ出し加減で迫力あります。

    恐竜社会を現在の学園モノに融合した、ファンタジックな弱肉強食ラブ。
    ある理由でベジタリアンの高校生の潤が、とても明るくポジティブでよかったです。物怖じせず何でも前向きにとらえる性格だからこその強さが感じられました。
    潤は、ティラノの遺伝子を受け継いだ最強の男である竜嵜可畏にロックオンされ、「竜人」が跋扈する学園へと無理矢理連れてこられて、愛妾的立場の一号さんにされてしまいますが、とても彼らしいやり方で可畏の凶暴な心に近づこうと努力します。

    可畏は、最初の印象は最悪でした。恐ろしく自分勝手で酷い男としか感じられませんでした。
    でも、食うか食われるかの世界で生き抜くには非道を選ぶしかないんだなと納得。親兄弟コワすぎです!特に母親がコワい…
    そういう意味ではトラウマが一番のテーマになっているかも。
    恐怖に支配された者は、恐怖で支配する。
    まさに可畏のことです。強くなければ意味が無いと信じて生きてきて、それが一転して覆される瞬間は圧巻でした。
    …心を揺さぶられてしまい、涙でした。

    ラブ面が意外にツボでした。野獣を手懐けるみたいな萌え。ただし、そこに至るまではかなり痛いです!心構えは慎重に。とにかく、潤が前向きで恨まない性格で安堵ですよ。
    エロ的には恐竜BLなので、期待どおりにがっつり。可畏は十号さんまで囲って?いてちょっとうけましたが、そのわりに意外に一筋だったのが安心でしたw

    新シリーズかと思ったけど、センセは一冊ものだと言ってますね。番外とかスピンオフが出たら読みたいです。
    amazon小冊子は「愛情記念日」
    甘いです!ラブラブ。手作りカッテージに感動。でも、チーズケーキは結局できあがらずw

全25件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

『不夜城のシンデレラ』がホワイトハート初作品。
現代ものからファンタジーまで幅広いジャンルを書き分ける。
竹書房、プランタン出版などで活躍。

「2013年 『料理男子の愛情レシピ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

犬飼ののの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×