僕と日本が震えた日 (リュウコミックス)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 319
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199502866

感想・レビュー・書評

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  • 東日本大震災
    ノンフィクション

  • 2018/11/20読了

  • コミック

  • ネット公開されていた連載分、一冊にまとまったので購入。取材は震災後の浦安に始まるが、出版関連産業の被災、つくばの先端研究所の被災、日本経済といった通常報じられない視点が非常に興味深く、また悲劇的になりすぎない、ギャグや自虐込みの描きかたに好感が持てた。生きている私たちは、それでも歩いていくしかないのだ。わずかな希望を頼りにして。

  • 2015年3月11日

    装幀/彦坂暢章(株式会社ケイズ)

  • 東北大震災と言えば津波と原子力発電だが、地震によって紙、インクが受けた被害がどう出版に影響を与えたかなど、意外に身近な、そしてあちこちに与えた傷跡が記録されている。現地はまさに「絶句」であったようだ。

  • セシウムは半減期が長いのが辛い。4ヶ月経っても家を外部から遮断しているのは、逆にラドンで被曝するかもと。壁や床からジワジワと来るイメージが怖い。

    放射線と言っても、α、β、γある。直接、健康被害に関係があるのはγ(ガンマ)線。α、β線はアルミ板で遮断できる。なのでガイガーカウンターを使って空間線量を計る時はアルミ板を通して計らないといけない。

    放射線はランダムに崩壊するから、一度計っただけで線量を決めてはいけない。複数回計って平均値を求める。

    暫定基準値→内部被曝か健康被害か。

    ベクレル→含まれる放射能の量
    シーベルト→体への影響量

    K40問題が興味深かった。怖いから見ないようにしていると、ますます怖くなるんだな。放射能は正しい数値を知ることでしか緩和されない不安なのかもしれない。

  • もっと早く読んでおけばよかったかも。震災について放射線の影響について、足に地が着いた感じで、わかりやすく書かれていた。周りの人にも読んでもらいたい。ちなみに売り上げは寄付になります。

  • 東日本大震災の、ルポルタージュコミック。作者が、身近な被災を取材して。原稿料は全額義援金になるそう。これ、Web版が話題になったんですよね。Twitterで知って、読んでみたらとてもよかったので。よかったというとふつう…月並みですが。単行本が出るときいて、買って持っておこうと。Web版にはなかったお話も読んで…考えさせられました。

  • むかーしファミ通でゲーム業界のルポタージュマンガを書いていた漫画家さんなので,親近感があります.
    当時からだいぶ絵柄もノリも変わっていますが.

    本作は震災と原発事故の取材短編集です.

    あとがきにもありますが,取材をすることで落ち着きを集めていくドキュメンタリとも読めますね.

    面白かったです.

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著者プロフィール

漫画家。ちんげ教教祖。1963年静岡県下田市出身。美術予備校時代から編集プロダクションのライターとして雑誌作りに関わる。ゲーム攻略、記事、コラム、イラストなどをこなす。元編集者兼ライター兼イラストレーター。東京芸大油絵科除籍後、多忙すぎるプロダクションから独立。マンガを描く。1ページのルポ漫画から、広告マンガ、ストーリーマンガまで幅広く受け付けている。著書に『ナナのリテラシー』『限界集落(ギリギリ)温泉』など。Twitter: @MisoSuzuki 鈴木みそオフィシャルBlog『CHANGE』

「2015年 『凡庸な作家のサバイバル戦略──結局どうすりゃ売れるのさ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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