BLACK JACK (8) (秋田文庫 1-8)

著者 :
  • 秋田書店
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253169882

感想・レビュー・書評

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  • 『再読』
    「モグリの医者が資料なんかつくったって…役に立ちませんよ こんなりっぱな病院でねえ」

    今巻でとく感じたのは、ブラックジャックの頑固なまでの意志の強さ、ですね。「うらみを買われるのには慣れている」と発言する彼ですが、そんなこと、並大抵の人だったら嫌なはずです。ですがブラックジャックは折れない。その強さに私自身、とても憧れます。ブラックジャックは、私たちに「生きる強さ」を、泥臭く、そして誰よりも優しく、教えてくれているのです。

    (特に好きなお話3つ)
    『白い目』
    『再会』
    『死への一時間』

  • 第8巻は読み応えのある話ばかり。
    ピノコがブラックジャックを探して旅をする話。ピノコが、かわいい。

  • 糸井重里さんは自分のことをたいしたことないものだと言った。親鸞は自分を悪人だと言った。ブラックジャックは医者は神ではないと言った。三者とも同じことを言っている訳じゃないけど、似ているし大事なことなのでは。

  • 「殺しがやってくる」のお話が大好きなんだよね♪

    ピノコ好きにはたまらーん!w

    ちぇんちぇいのために頑張るピノコ。

    健気で可愛すぎる!!!

    あ~、ちぇんちぇいになりたかったし、

    大好きなちぇんちぇいに愛されるピノコになりたかった…

  • 「奇胎」や「白い目」などの人間の不思議に触れる話はさすがと思わずにいられない。

  • 『白い目』『死への一時間』『通り魔』などが収められています。割と地味な作品がまとまっている巻。
    わたしのお気に入りは『ピノコ西へいく』。告訴が取り下げられるまで高飛びしたBJを追って一人旅をするピノコが健気で可愛ぃ♪

  • 記憶喪失のお話はすごく覚えてる。もう1回読みたかったんだけど、ここに入ってたのね。

  • 胎内で石化した胎児…、とんでもねえ入れ墨人皮…、ヒステリー腹痛…、記憶障害…。
    わりとショッキングで時代を先取りしすぎている(定期)ブラックジャック先生の症例がめちゃんこ詰まってる。

  • 手塚治虫作品の中で、かなり有名な作品。
    一読はしておかねばと思い、読了。

  • イレズミの男の手術をした話、赤ちゃんが石に覆われていた話、など。

    赤ちゃんが石に覆われてしまうなんて事があるのかなぁ。
    大きくなる前に割ってあげられて良かった。
    この回でブラック・ジャックと一緒に宿に泊まっていた男は誰なんだw
    なんであんなよく分からん男と人付き合いの悪いブラック・ジャックが一緒にいるのか説明が欲しかった。

    かまいたちのような現象で濡れ衣を着せられそうになった話やキリコと人助けに奔走する話など、面白い話もあるんだけど、なんとなくマンネリ化してきたというか、大きな感動をするようなお話が少なくなってきた感じ。

  • 面白い

  • 基本的にはクールで粋だけど、なんだかんだでピノコに優しいBJ先生が微笑ましい。キリコとの共闘(?)がある『死への一時間』がお気に入り。カバンがないことに気付いた時のキリコがめっちゃコミカルで面白い。

  • 究極の思想は違うけど、息が合う先生とキリコいいよね。身を張るわね・・・。

  • 狂犬病は潜伏期が二十日から六十日ぐらいだ ヒステリーというのは一種の神経病でね 鋭利な刃物で皮膚や筋肉の走る方向に沿って切れば塞がれた傷口はすっかりなくなってしまうものだ 人間も動物の一種です だから鳥や爬虫類のように卵の殻に包まれた赤ん坊があったっておかしくはない スペインピレネー山脈 手術痕 寒栓 畸形 挫創 評判倒れのインチキ医者 メッケル憩室…まァ謂わば一種の腸のお荷物さ 情状酌量 ふざけるな俺も医者の端くれだ命が助かるに越したことはないさ… 鎌鼬 クル病 ビタミンD すり替え まるで憎悪を風と受け流すような… 膵臓癌 黄疸 生き延びるっていうのは素晴らしいことですなあ…この感動を無駄にはしませんぞ… 高山病に体を慣らしていた 相模刑事は死ぬのではないかという予測は覆りました ちゃくし嫡子 懊悩しながらも 却ってかえって 冷徹ではいられないのだ 菊地秀行

  • 自分自身を実験台にして切り裂き魔の正体を暴いてみたり、押し入ってきた犯人に指をつぶすなりすきにしろと自分を投げ出したり、そういうことってできるだろうか?

  • 生きるってことを切望することは最重要なんだね、キリコでさえも。考えさせられます。

  • 命の尊さを伝えたい気持ちは良くわかる。
    でも、やり方が相変わらず極端。

    あまり無茶しないでほしい。

  • 『しめくくり』は自分が死ぬ気持ちを体験しない事には死をむかえた人間の心の中は書けないという作家の話。この世に死んだ人は存在しないし、その気持ちが本当に理解できるのは人生のほんの僅かな時間であるのだろうが、一番重要な時間なのかもしれない。
    その他、尊厳死やモンスターペイシェント、インフォームドコンセント等々現代につながる話もあるが、内容的にはやや古いか。時代なので仕方ないのだが、医師と患者の関係や社会の価値観も変化しているという事だろう。もはや医師が偉いという時代でもないし。

  • ピノコがいなければ、ブラックジャックの面白さは半減してたんじゃないかなぁ。

  • 私が一番好きなBL作家にARUKUさんがいる…「再会」を読んだ時に思わず心の中で(ARUKUさんがいる!!)って思ってしまった。ジャンルを問わず、全ての漫画家に知らず知らずに影響を与え、その作家性を受け継がれているんじゃなかろうか。
    健気さと言うものを考える時に自分の心の奥底にあるのが「再会」の中のピノコ。「ピノコ西へいく」は警察沙汰を避けピノコを置いて雲隠れしたBJを追っ掛けて行くピノコの珍道中。雪に覆われた山奥の小屋に単身で辿り着いたピノコ、そこにも先生はいない。先生に追いつけなくて途方に暮れて泣いている…泣き声の擬音の素晴らしさ!!ひとしきり泣いた後の
    「ろうしたらいいんらよ……」
    いじらしくて悶える。

  • ピノコちゃんのお話がけっこう多かった。
    まだちょっとピノコちゃんの良さがイマイチよくわかんないんだけど…。
    ピノコちゃん経由でブラック・ジャックさんの優しさとが見えてくるけどね。

  • お気に入りエピソード:「発作」「誤診」「奇胎」「白い目」「ピノコ西へいく」

  • 4253169880  328p 1994・10・1 10版

  • 僕の好きな作品。「ときには真珠のように」、「めぐり会い」、「六等星」、「アリの足」、「二つの愛」、「おばあちゃん」、「三者三様」、「友よいずこ」、「助け合い」、「勘当息子」、「ある女の場合」、「執念」、「奇妙な関係」、「虚像」、「ゴーストタウンの流れ者」、「山手線の哲」、「落としもの」、「焼け焦げた人形」、「もらい水」、「終電車」、「古和医院」、「土砂降り」、「老人と木」、「サギ師志願」、「ふたりのピノコ」、「おとうと」、「上と下」、「曇りのち晴れ」、「ハリケーン」、「発作」、「誤診」、「発作」、「再会」、「死への一時間」、「ある教師と生徒」、「目撃者」、「約束」、「二人三脚」、「銃創」、「やり残しの家」、「骨肉」、「盗難」、「灰とダイヤモンド」、「身の代金」、「人形と警官」、「お医者さんごっこ」、「がめつい同士」、「話し合い」、「青い恐怖」、「人生という名のSL」、「信号」、「デベソの達」、「二人目がいた」、「帰ってきたあいつ」、「笑い上戸」、「水とあくたれ」、「小うるさい自殺者」、「後遺症」、「気が弱いシラノ」、「幸運な男」、「かりそめの愛を」、「浦島太郎」、「鯨にのまれた男」、「スター誕生」、「死者との対話」、「霧」、「夜明けのできごと」、「20年目の暗示」、「ミユキとベン」、「浮世風呂」、「過ぎ去りし一瞬」、「純華飯店」、「おとずれた思い出」…。

    全編を通して、珠玉の名作集の趣があります。

  • 【解説】 菊地秀行

  • 黒男とピノコの話が好き。

  • 先生あぃちてゆのさぁ

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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