- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784257720898
感想・レビュー・書評
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怪奇マンガですね。人に見えないものが見える飯島律が人ではないものに関わっていく物語。初めはいやいやだったその付き合いが、だんだん楽しげになってきているのは気のせいでしょうか(笑)
怪奇マンガ特有のおどろおどろしいものも中にはありますが、ポップな調子で進むものもあり様々で飽きさせません。芯からヒヤッとしたい方は少し落胆するかもしれません。
注意点をあげるならば、今市子先生のカラーでだまされないことです。マンガの中の絵が下手、と言う意味ではないです。今市子先生は基本的に網トーンしか使っていないようなので、けっこう紙面が白いです。背景などの描き込みはさすがです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最初は一話完結の、妖怪とヒトが関わってしまったが為に起きる物語に律が首を突っ込むお話。
だけど巻が進むにつれ律はだんだん力と知識をつけ、自ら危ない百鬼夜行の世界へ。
飯嶋家の妖怪との正しい付き合い方、必見。式神青嵐の人相の悪さ、必見。
大学生になった律が格好良かったりします。 -
不思議な力をもった幻想作家の祖父の血を受け継いで、
霊感の強い飯島律という青年。
その青年が日常の生活の中で数々の怪異、奇妙な出来事に出会う。
というような感じかなあ…。
ホラーになると思いますがそんなに怖く無いです。
(たまにほんと怖いですが。)
伏線がはってあり、まるで推理もののように展開していく話も多い。
私が今市子さんうまいなーと思うのは、
親族や家族の集まった間の書き方。
いがみ合う人達や、ねちねちと嫌味を言う人。
日本の村社会というか、閉塞した「家」の中の歪んだ人間関係が
実によくでてると思う。 -
幻想小説家を祖父に持つ、霊感少年の日常。
ホラーという感じではなく、
幽玄で美しい「あっちの世界」との関わりが描かれている。
話の繋がりはところどころあるものの、
一話完結型としても十分読める。
サスペンスのように、ストーリーに驚きの逆転が望めるのも特徴。
眠れぬ夜、ほらアナタの隣にも・・・。 -
こういうあやかしの世界観、好きです。
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ドラマが面白かったので、つい買ってしまったコミック。
主人公、飯島律は、幻想作家だった祖父の遺伝でもののけが見える。
妖魔と、どこか天然な飯島家の人々との悲喜こもごも…。
も、面白かったっす。
ケチって文庫を買ったんだが、単行本で買えばよかったとちょっと後悔。だって、単行本は15巻まで出てるもんねぇ。ってことは、文庫になってるのは半分強ってところ? うーーー、奥付を見たら結構間隔あいてるし…。
困った。
ドラマでは、律を守っている妖魔が、18歳まで守ると契約していて、18になったら食べるという設定になってた。なので、かなり緊張感があった。
コミックではないってことだったので、どーするんだろうと思ってたら、律の叔父さん伯母さんたちが強烈だったww 従姉もね。
開おじさん、素敵です<結局素敵オヤジがいると、いいのか自分
ともあれ、人の欲望というもののいろんな側面をしっかり見せている漫画なのである。
欲望というか、煩悩か。
結局、妖魔も、人のそういうものが作り、呼び寄せるのだろう。
じっくり読むと、とっても深いのであった。 -
大好き。
ホラー好き、妖怪好きとしては超オススメ!
時々すっげぇ怖っ!!!ていう話や絵があるけど。
全体的にはちょっと不思議な話。
人間ドラマ?民俗マンガ?
もう本当にスキな要素つまってる -
怖いの大っきらいなのに、惹きつけられてしまった作品。
読み始めると止まらない。
笑えるお話もあれば、背筋がひゅっと寒くなってしまうものもあり、悲しいものもあれば、温かいものもある。 -
絵が、カラーがとてもキレイですね!
妖怪は怖いと言うわりに妖怪と普通に接したり、妖怪払い(?)をしてくれる律が好きです。
青嵐は最近お父さんの体から離れないのがちょっと寂しいですが青嵐もお茶目で好きです! -
1巻しか持っていませんが…^^;