わたしがここにいる理由

著者 :
  • 岩崎書店
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本棚登録 : 83
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265057894

感想・レビュー・書評

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  • 中学生の娘にも読ませてあげたい。
    3人の主人公と一緒に心がスッキリする。
    児童書にしておくのはもったいない。
    「王様のミミはロバの耳!」

  • 女子美中学の受験に出た物語。
    小学校から中学校という新しい世界に入るときの3人それぞれの葛藤を描いている。
    お嬢様女子校にはいったりこ、サッカー好きなかずき、内気なあかりの3人がそれぞれぶつかる壁を乗り越えていく。
    読後感も爽やか。

  • あかりさんに性格がにてるなぁと思った。でも、そういう性格って悩みを抱え込みやすいことがわかった。そして私は、「王様の耳はロバの耳」と言う言葉が素敵だと思った。だからもし悩み事があったらそう叫びたいなぁと思った。

  • 中学生のお話だけれど、中学生になったばかりの小学生のお話かなあ。お話の内容に幼さを感じる。
    幼馴染みってこんな感じ?とちょっと違和感。

    おもしろいが深みがない。学校の様子などの描写がありきたり。
    でも、親の希望に沿う生き方をしてきてしまい、あれ?これは自分の意志なのか?と悩む璃湖と一輝の姿の描写はとてもいい。


    出版社サイト

    幼馴染の璃湖、一輝、彩加里。
    璃湖は名門の私立女子中学校に思いがけず合格するが、お金持ちやグループのある同級生になかなかなじめない。
    一輝は、サッカー選手の父のもと、サッカー一筋に努力を重ねてきたが、中学で、天才型の同級生と出会い挫折を味わう。
    彩加里は、一輝と同じ公立中学で、行動的な美少女と友達になる。彼女とサッカー部を応援するうち、彩加里もある先輩を好きになり…。

    わたしがここにいる理由

    中学に入学して、仲よしの幼なじみと離ればなれになっても、新しい出会いと居場所を作る、自分を変える一歩の勇気が、いっぱい詰まっています。
    2014年4月~9月まで「朝日中学生ウィークリー(現「朝日中高生新聞」)」に好評連載されたシリーズに、加筆修正を加えた作品。

    わたしがここにいる理由
    中1の春、それぞれの場所で新たな一歩をふみだす感動作!

  • 幼なじみの仲良し3人組が新しい環境と友人の中で成長していくお話。
    (カウンター担当/アメリ)令和3年4月の特集「ともだち」
     
     幼なじみの3人が、中学生になり、なんとなく疎遠に…。新しい生活の中、自分の居場所を見つけるのはたいへん!
    (YA担当/なこ)夏休みに読みたいおすすめの本

  • なかなか、いいと思う。
    こんな風な友達がいると、いい。
    書く人も読む人も若いっていいねぇ(^^)

  • 幼なじみっていいなー
    小さい頃から一緒だった3人が中学進学で初めてバラバラになってしまうところから始まる物語
    成長と共にそれぞれの性格や関係性が変わっていくのは当然のことだけどそれでも変わらず友達でいられる関係に憧れます

  • 三人でいれば心強い仲良しだった璃湖、一輝、彩加里は、中学校入学後は、以前のようには会えなくなっていた。

    一人私立の女子校に入った璃湖は、女子だけの世界に慣れず、自分をなかなか出せないでいた。
    一輝は大好きなサッカーで、初めて壁にぶち当たり、彩加里も友だち関係で悩んでいた。

    「王様の耳はロバの耳!」
    大きな声で叫べば、気分が晴れ晴れするよ!

  • 少し前の自分が感じていたこと、から生まれたのかな。
    片川嬢は、自分の体験が小説の核になる人だと思うので、そうなのかなと。
    かわゆいお話。
    青春一歩前。

  • わたしも幼馴染ってやつにものすごーく憧れたのでわかるなー、作者の気持ち笑。
    中身はまぁそんな大した内容じゃないけど、女同士って本当に面倒だったのに、こんな物語のようにうまく人間関係紡げたらきっと楽しいんだろうなと思った。

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著者プロフィール

作家、獣医師。15歳の時に書いた『佐藤さん』で、第44回講談社児童文学新人賞佳作を受賞し、作家デビュー。一方で、麻布大学大学院獣医学研究科で博士号を取得し、現在は獣医師兼作家として活動している。著書『ぼくとニケ』は青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選出された。他に『ただいまラボ』(以上講談社)などがある。

「2023年 『おはなしサイエンス 未来の医学 これからも、リッキーといっしょ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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