バーベキューは命がけ ダイエット・クラブ4 (RHブックス・プラス)
- 武田ランダムハウスジャパン (2011年2月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784270103777
作品紹介・あらすじ
最大規模のバーベキュー・コンテストへ、ゲスト審査員として招かれた"デブ・ファイブ"の5人。会場ではバーベキューの達人たちが、夜通しグリルで肉を焼いたり、ソースの研究をしたりと腕を競う。そんな真剣勝負のさなか、優勝候補の男がキャンピングカーの中で変死。そして"デブ・ファイブ"のひとり、ジリアンが逮捕されてしまった!肉ざんまいの薔薇色の4日間は一変。ジリアンの知られざる過去が明らかになる…。
感想・レビュー・書評
-
「ダイエット・クラブ」のシリーズ4作目。
バーベキュー大会での事件とは?
故郷の町で図書館長になっているジェイムズ・ヘンリー。
地元の仲間5人でダイエット・クラブを結成、仲良く集まっては健康によさそうな夕食を取っていますが、ダイエットはなかなか上手くいかない。
その中でも保安官代理のルーシーは、かなりダイエットに成功していました。ルーシーの成功を喜ぶジェイムズ。
地元紙の女性編集長マーフィーと楽しい数ヶ月を過ごしたジェイムズですが、この関係はなぜか上手くいかなくなってきました。
それには、ある理由が‥?
(‥まあちょっと、元々ジェイムズの相手としては、やり手過ぎると思いましたけど)
前作の事件解決の功績で、デブ・ファイブの面々は地元でちょっと知られるように。
近くのバーベキュー大会の審査員として、招かれます。
これが三日続きで行われる盛大なもので、一晩かけて巨大な肉を焼くのですね。
秘伝のタレや焼き方を誇る参加者達。
美味しそう!というより、日本人には想像を絶する‥?(笑)
中で優勝候補の一人だった男性が急死。
かって因縁のあったジリアンが、逮捕されてしまいます。
仲間の危機に立ち上がるクラブの面々。
個性的な登場人物がにぎやかに交錯~なかなか面白く読めました。
ジェイムズの人の良さが、一番いい所なのかな~。
ちょっと優柔不断だけどね。心が優しくて、いざというときには問題を解決できる。
次回は意外な展開!だとか。
続きも楽しみです☆詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
外から見た和食がSUSHI、SASHIMI位なものだけれど、寿司にも刺身にも様々な種類があるように、バーベキューって言うと甘辛い例のアレしか思いつかない私に、いろんな味があると教えてくれた。
しかしアメリカ人ってどれだけ喰うんだ。豚フェスタは見たい。 -
マーフィーの報道のためか、〈デブ・ファイブ〉は有名になりバーベキュー大会の審査員として招かれることになる。この会場で誰からも嫌われそうなキャラ、ジミーと出会った面々であったが、彼を見たジリアンは夫を殺した敵と呼び殴りかかる。やがてその大会中にジミーは殺害され、現場にいたジリアンが拘束されることになる。メンバーたちは大事な仲間のためと事件の捜査を始める。
今回は、事件もさることながら、ジリアンの過去、ジェイムズとマーフィー、ルーシーの関係、そのほかの二人の恋バナ、ジェイムズの父ジャクソンの結婚話と人間関係にまつわるサイドメニューが豊富。
事件に関しては、ごくごくシンプルな展開であるが、他の素材を邪魔せず、ある意味ほどよい存在感といえる。 -
シリーズで一番おもしろかった。
ジェイムズは職場の図書館はトラブルつづき、プライヴェートも彼女マーフィーと元カノのルーシーとの板ばさみ。
一巻で指をベタベタにしてポテトチップスとかピーナツバターカップ食べてたデブ・ファイブも、ダイエットに成功したり戻ったり…
今まで踏み固めてきた土台をバネにして、個性豊かすぎるメンバーがやっと掘り下げられてきた。次も楽しみー。 -
デブ・ファイブが今度はバーベキュー大会へ! 体に悪いのは分かっているけど美味しそうな料理たちと、またまた起こる殺人事件。さくさく読めるライトミステリ!
-
20110816
ルーシーはだいぶほっそりしたらしい4巻目。
バーベキュー大会の豚の審査役として呼ばれた5人。
出場者のひとりが殺されてジリアンに疑いがかかってしまう。
アメリカ人(といったら語弊があるかもしれんが)のBBQへの作法というか情熱が伺われた。
河川敷で肉固ーい、でもバーベキューだし〜とか言ってるのはチャンチャラおかしい話ですよね。と思いました。
日本だったらさしずめ鍋大会かな?
地方ごとに焼き方とか味付け違うって言ってたし。
最後はけっこう手に汗握る感じで面白かった。
ミラとお父さんの関係やジェイムズ自身の恋の行方も気になり。
ジリアンを信じて固く友情を誓い合う5人や恋人達や親子愛もすんなり読めて、あまりクサく感じないのが魅力のひとつだと思う。 -
ゲスト審査員として招かれたバーベキューコンテストで、デブファイブはまたしても殺人事件に巻き込まれてしまう。
仲間の1人・ジリアンが容疑者として勾留されたことで、残りの4人は犯人探しを始める。
冒頭の「ダイエット食品を食べるのは、ステーキが焼けるのを待つ間だけ」という一節の通り、デブファイブが集まってダイエットというのはうやむやになっているようで。
さらに今回はフード系のフェスティバルが舞台とあって、まあ食べること食べること…。この手のコージーを読んでいると日本人とアメリカ人の食に対する考え方の違いに驚かされること甚だしい限り。
そしてアメリカ人のBBQに対する力の入れかたはすごいの一言。肉を焼くために徹夜だもんね。
ミステリ部分はひねりもなく、ほんのつけたし程度だけど、サパークラブとして集まった5人を通して街の人たちの交友を読むのが楽しい。
中心人物がみな恋愛を始めたり、最後は大団円で終わったり。コージーらしいコージーだなあと思う。 -
デブ・ファイブ第四弾。
ルーシーはもうかなりほっそりとした美人さんになっているようで、それがわがことのように嬉しかったですねー。彼女が登場人物の中では一番好きです。
バーベキューコンテストや大食いコンテスト等が開催される大きなフェスティバルで、デブ・ファイブの面々が東奔西走。ミステリの謎解き部分はともかくとして、ゴハンがやっぱりおいしそう。ただ、一晩中、火の傍にいなくちゃいけないようなバーベキューって面倒だなぁ…。 -
お馴染みデブ・ファイブが町を離れて、バーベキューコンテストの審査員に。私は図書館員の双子兄弟が好きなので、もうちょっと出番があったほうがよかったけど、バーベキューはとても美味しそうだったし、双子の活躍する場も用意されてたはいたし、何より教授の意外な恋の展開が私の望む方向に戻ってきてくれたので満足でした。今回は、ちょっとダイエットから離れたお話になってたけどたまにはいいよね。それに、他メンバーの恋の芽生えにも立ち会えて、次回はすごいサプライズがある、との予告まで。(*^_^*)教授は家を出るのかなぁ。ジリアンのエコぶりはいかにも、のお決まりフレーズの連発で少々鼻につきますが、それもエコを皮肉ってると思えば楽しめる??いつものように、容疑者を多々挙げて、一人ずつはずしていく彼らのやり方が公平で好きだなぁ、と思いました。次作が楽しみです。(*^_^*)
-
ダイエットクラブの面々(デブファイブ)がバーベキューコンテストの審査員として招かれて事件が、という話。バーベキュー料理の描写がおいしそうだったし、審査していくところとかはおもしろかったけど、んー、でも、いつもの町を離れてしまい、いつもの人々、たとえば主人公の父親とかが出てこないせいか、なんだかいまひとつだった感じが。最後に家に帰ってきたときはほっとした。主人公がひとり暮らししたいと考えるところとかそういうところが好きなんだけど。あとがきを読んで、次作のほうがおもしろそう、と思った。