コロナ自粛の大罪 (宝島社新書)

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784299014887

作品紹介・あらすじ

医師7人が語る「茶番劇」の正体!

誰も明言してこなかった
「日本コロナ」の不都合な真実

現役医師たちが本音で語る「日本コロナ」の真実! 日本に新型コロナウイルスによる感染者が発生し1年以上が経過した。この1年で確実にわかったことは、日本では感染者、死亡者数が欧米に比べ圧倒的に少ない事実である。しかし、メディアは新型コロナの恐怖を煽り続け、政府は科学的根拠を示すことなく今年1月に2度目の緊急事態宣言を発出した(4都県は3月21日まで措置延長)。
本書は政府、自治体、医師会等による新型コロナウイルス自粛政策に疑義を呈する医師7人へのインタビュー集である。個別の事象の捉え方において7人の意見には相違もある。
しかし、過度な自粛要請を繰り返すべきではないという認識では全員が一致している。国民や国家に取り返しのつかない甚大な“副作用”をもたらすことが明らかだからだ。多くの人々を不幸にするだけの政策は、もう終わりにすべきだ。


第1章
「病床数世界一」でなぜ医療崩壊が起きるのか     
森田洋之(医師/南日本ヘルスリサーチラボ代表)

第2章
「コロナ死」だけを特別視するのはもうやめろ  
萬田緑平(緩和ケア萬田診療所院長)

第3章
5類感染症に指定すればコロナ騒動は終わる
長尾和宏(長尾クリニック院長)

第4章
長引く自粛生活が高齢者の健康寿命を縮める
和田秀樹(精神科医)

第5章
“未知のワクチン”を打つほどのウイルスなのか
本間真二郎(小児科医/七合診療所所長)

第6章
ほとんどの日本人の身体は「風邪対応」で処理
高橋 泰(国際医療福祉大学大学院教授)

第7章
国民は頑張っている。厚労省と医師会はもっと努力を
木村盛世(医師/作家/元厚生労働省医系技官)

感想・レビュー・書評

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  • 20210418


    コロナ自粛の大罪。まさにタイトル通りの事が現実に日本で行われ続けている事に、昨年の夏頃から危機感を感じていた。

    テレビを中心としたマスメディアによる1年半に及ぶコロナ遊びに翻弄された結果、、会社倒産、閉店、失業、自殺といったとんでもなく大きな代償の責任は一体いつになったら糾弾されるのか。

    マスメディア、政治家、年金受給者たちは、コロナ遊びを続けても、自分自身の収入が減ったり、自殺に追い込まれる事なんて考えもしない。

    それなのにテレビ、新聞が垂れ流す煽り情報に簡単に洗脳されてしまう日本という国の危うさ、情報弱者を操る事がいかに簡単な事か。コロナ遊びが全てを白日の元に晒した。

    それでもまだ、変異種だ、ワクチンだと煽る話題を次から次に発信し続けるメディアの大罪はいつか断罪されるべき。

    そもそも感染者が何百人出ました!と報道するものの、症状がある人は何人?さらに重症者の人数は?と言った必要な情報は伝えない。それなのに全く意味のない1年半に及ぶ累計感染者数とか、少しでも多い数字を前面に出し続ける。こんな報道に本当に意味があるのか?

    どうしても毎日数字を報道したいのなら、2年前のインフルエンザの感染者数、死亡者数と比較できるように報道するか、今日現在の重症者数のみを発表する方がよっぽど真実である。

    コロナによる無症状感染を恐れているのか?重症化を恐れているのか?意味不明の報道に疑問を持とう。

    現実的な数字を見て、現実的に恐れ、対応する。
    そんな当たり前の報道を国民の方が求めるべき。
    だってマスメディアにはもはや自浄作用は期待できないのだから。

    それらマスメディアに良いように操られる政治家たちは論外。せいぜいうちわ会食でもして遊ぶレベル。

    とにかく、この作品を全国民が読んで、それでもなお、コロナ自粛を続けるべきか、広く問うべき。

    この本の作者、専門家たちと、尾身さんだの、日本医師会だの、感染者専門家だの、コロナ長者達との議論をテレビ番組で放送するとか、日本国民に考えるきっかけを与えたい。

    これまでインフルエンザなんて存在しなかったかのようなコロナ遊びから、日本国民よ、そろそろ目を覚まそう。



  • 普段のもやもやしていること、ほかの人に話してもなかなか理解されないことが、書かれていて少しすっきりします。
    このコロナ禍では、非国民になりそうな内容ですが、結局、戦時中も非国民が正しかったではないですか。

    客観的なデータをもとに話を進めれば、今の対応や状況にはならないはず。
    結局は、誰も責任を取りたがらないのが原因。
    その結果、しわ寄せは子供や若者、労働者に行ってしまう。
    20歳以下の死亡者は0人で、子供にとってはインフルエンザのほうがリスクが高い。
    早く、子供たちに日常を取り戻してほしい。
    そして、やろうと思えばすぐできる。

  • タイトルで読む。

    当時の内容が書いてある。(日が経っているので冷静に読めた。)

    特に小児科の先生の回答は、私自身の子供たちのかかりつけ医の方も話している内容に近かった。(学会などで論文も発表されている方)

    改めて、インフルの脳炎、脳症の方が断然恐ろしいと思いました。

  • 2021-05-09 amazon 802-2021-9-3

  • 2021年4月発刊なので、まだコロナが佳境を迎えつつも、二回目の緊急事態宣言も既に終わっており、なんとなくコロナに「慣れ」を感じ始めた時期。タイトルからも分かる通り、基本コロナに対する過剰対策を問題視するポジショントーク本で、医療系ジャーナリストが同じポジションの医者を呼んできてその方々との対話をそのまま本にしている。

    よって人によっては「それはさすがに言いすぎじゃない」とか「なんか感情だけで話してるな」と思わせる部分もあり、データ分析にまで深く踏み込んでいないのは少し残念。そこがジャーナリスト的ともいえる。

    この本に出てくる医者の他の著者を読むための入り口にしても良い本。個人的には和田秀樹医師の話が最も参考になった。森田医師のは事前に読んでいた。

    コロナ対策の最も大きな問題は信頼のおける最も有効なデータ群の存在が怪しいことと、データを使った有効な分析が少ないことかな、と思った。

    引用
    p134
    新型コロナに関しては、日本の医療界の体質の問題がかなり大きいのではないかと僕は思っているんです。その体質が今回、顕著に出ていると思う点が3つぐらいあるんですけど、1つはデータより偉い人の言っていることのほうが正しいと思い込んでいること。

  • ★★★★
    今月9冊目
    この本が出たのは2021年4月。約2年前。
    ここに出てくるドクター達が言ってる5類へてのはこの2年後、騒ぐほどではないってから全く変わらず100兆円投じてきた馬鹿な国日本。
    前の本読むってのも面白い。
    保身と利権しか考えられないな一般庶民は悲惨

  • やはり政府?国のやらせがはいっていた?
    コロナに限らず、一体この国の為政者は誰のため!なんのために政治家になっているのかな?

  • なかなか面白かった。しかし新書はそなタイミングで読まねばな。

  •  2021年2月現在でのコロナに関する全般状況がよくわかりました。長尾和弘、和田秀樹諸氏、コロナ自粛に疑義を呈する医師7人へのインタビュー集です。鳥集(とりだまり)徹「コロナ自粛の大罪」、2021.4発行。①160万床、病床数世界一でなぜ医療崩壊が起きるのか:厚労省や医師会の問題 ②コロナ死だけを特別視しない:メディアが煽り過ぎ・洗脳(TV局のスポンサー、製薬会社の利権)③結核・SARSなどの2類からインフルエンザの5類感染症に指定すれば騒動は終わる ④長引く自粛生活で高齢者の健康寿命を縮める ⑤未知のワクチンを打つほどのウィルスなのか ⑥ほとんどの日本人の身体は風邪対応で処理:国民の98%は無症状か軽い症状。ハイリスクグループは約500万人。免疫力が低下し、血管が傷ついた要介護高齢者・透析患者・糖尿病患者など(ワクチンが必要) ⑦国民は頑張っている、厚労省と医師会はもっと努力を:公立病院と一部の民間病院だけがコロナ対応(全病棟の3%しかコロナ用に稼働していない)

  • 日本のコロナ自粛は過剰であるという主張をしている医師7人へのインタビュー。主張はそれぞれ少しずつ異なるが、日本で新型コロナ自身がもたらす健康被害の大きさを考えれば、これまでのような「ゼロコロナ」を目指すための自粛要請の政策はやり過ぎで、むしろ害であるということのようです。コロナウイルス感染を抑える対応は、人類の生活の質、幸福を最大化する対応が目的なのに、それを害してまでコロナウイルスを撲滅することだけを目標にしてはいけないということでしょう。木を見て森を見ずの対応ばかりせずに、医療は政治にはそれこそ総合的・俯瞰的な政策が必要だと感じた。
    そもそも無理な自粛は身体の免疫力を低めるし、あまりにも自然と隔離された清潔な生活を続けると将来的に免疫力が弱まっていくかもしれない。以前なら無理な治療はしなかった高齢者でも、コロナと判定されれば治療をせざるを得ないため、コロナ病床が埋まってしまうということもあるようだ。高齢者や基礎疾患のある人以外はインフルエンザ以上には深刻な健康被害にならないのなら、リスクの高い人以外の社会活動はある程度自由にすべきだろう。

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著者プロフィール

ジャーナリスト

「2017年 『ワクチンで子どもは守れるか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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