なぜ和歌を詠むのか: 菅江真澄の旅と地誌

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  • 笠間書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784305705181

作品紹介・あらすじ

和歌とは、いかなるものか--。

人は何を和歌に託し、
和歌は何を秘めて続いてきたのだろうか。

本書は江戸後期、信越・東北・北海道などを歩き数多くの旅日記や地誌を記した菅江真澄の「和歌」「地誌」に注目する。

秋田藩主はなぜ、菅江真澄に、名所探し・名所作りを命じたのか?
それは真澄が「和歌」の役割を十分に理解していたから託すことが出来たのではないか。とすれば、その役割とは何なのか。

菅江真澄から、日本全土を覆い尽くしてきた、「和歌」が見えてくる。
本書はそれだけ根源的な問いを投げかける。日本人にとって、和歌とは何か、と。

著者プロフィール

昭和22年(1947)、山形県生まれ。
東北大学文学部文学研究科博士課程中途退学。
聖和学園短期大学助教授、秋田大学教育学部教授を経て、1996年、新潟大学人文学部教授、同現代社会文化研究科教授。2013年、名誉教授。博士(文学)。フェロー。

主要著書
『中世和歌の研究』(桜楓社)、『秋田県の民俗芸能』(秋田県教育委員会。井上隆明・齋藤壽胤・錦仁ほか編著)、『東北の地獄絵 死と再生』(三弥井書店)、『浮遊する小野小町 人はなぜモノガタリを生みだすのか』(笠間書院)、『小町伝説の誕生』(角川書店)、『金葉集/詞花集』(明治書院)、『なぜ和歌を詠むのか 菅江真澄の旅と地誌』(笠間書院)、『都市歴史博覧 都市文化のなりたち・しくみ・たのしみ』(笠間書院。白幡洋三郎、原田信男、錦仁編著)、『宣教使堀秀成 だれも書かなかった明治』(三弥井書店)、『歌合を読む 試みの和歌論』(花鳥社)など。

「2023年 『百年前の野球交流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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