地虫鳴く

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 147
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (433ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309017167

感想・レビュー・書評

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  • 新撰組という組織を描いたものとしては傑出していると思う。私は大好きです。
    京で組織として円熟期にあった頃を描いていて、戦記物のような、勢力争いのかけひきの面白さがある。それも、剣の腕でも武器の性能でもなく、情報戦。また、誰か一人を描くのではなく、何人もの人がそれぞれ個性的に、人間味溢れる魅力的なキャラクターとして描かれている。中でも、監察の山崎が生き生きしていて、これを読んで一気に山崎が好きになりました。

  • 新選組の青嵐が表なら、こちらは裏。

  • 『蒼嵐』の人の2冊目の新撰組本。主役は尾形さんと安部さん。でもいい味をだしてるのは山崎さんかと。前作に比べて内容はかなりダーク、且つ重い。中途で少々読むのがしんどくなる位だけれど、読みきることを薦める。

  • 最近読んだ新選組小説の中では、一番好き。淡々とした語り口ながら、飽きずに読ませてくれます。

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著者プロフィール

1967年生まれ。出版社勤務を経て、2004年『新選組 幕末の青嵐』で小説家デビュー。08年『茗荷谷の猫』が話題となり、09年回早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞、11年『漂砂のうたう』で直木賞、14年『櫛挽道守』で中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、親鸞賞を受賞。他の小説作品に『浮世女房洒落日記』『笑い三年、泣き三月。』『ある男』『よこまち余話』、エッセイに『みちくさ道中』などがある。

「2019年 『光炎の人 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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