アカガミ

著者 :
  • 河出書房新社
3.19
  • (17)
  • (76)
  • (152)
  • (40)
  • (7)
本棚登録 : 788
感想 : 139
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309024608

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 結末を忘れてしまったため再読です。
    今の日本をみると全否定できない未来。
    もしも…の想像で読む分にはいいかなと。
    真面目に読むとちょっと気が滅入るかも。
    答え合わせがないので読んだ方がどう捉えたか気になります。

  • 夏は暑いねw

    ってな事で、窪美澄の『アカガミ』

    よるのふくらみを読んで衝撃を受けてこれ借りて読んだけど、期待してたより違った雰囲気と内容w

    近未来の人間の生態が覆ってる様な内容。

    果たしてこれからの若い子達はこんなに成るのか……。 ⁡
    ⁡⁡
    ⁡本能を打ち消す社会性と人間関係がほんとに起こるのかを警告している様な……

    じゃがこんな世の中には成らんじゃろな。

    只、結婚、家庭への定義と言うのが薄れていくんじゃないかなと思う今日この頃。

    国、政治が関与する家族は有り得ない事であって国家族、政家族、管理家族、統制家族……なんて表現したら難しいが北朝鮮より恐ろしい国家に成るじゃろなw

    2017年29目

  • 発想の妙!!
    なんと言うお話しか
    それにしても、問題はこれからの二人
    続編は??

  • いつかこういう未来が訪れそう。
    幸せ物語かと思ったのに、最後はもはやホラー。
    確かに、天国ととるのか、地獄ととるのか。
    面白かった。

  • 少子高齢化、若者の交流の機会減少、孤立、メンタルヘルス等、現代社会の問題と、それに対する未来の政府による対策が描かれている。
    一見、あり得そうな展開ではあるが、日本は民主主義国家であり、また、福祉国家であるということを考えると、やや現実味に欠ける。
    あと、ずっとミツキの視点で描き続けられているかと思ったら最後サツキ視点が入って来て、誤字かと思った。

  • 不穏な感じのお話で結局どうなるのかな。。。と思いつつと読み進めていたが、最終的に、終わり方が気になる。

    恋愛に関していい感情をもっていないミツキだったが、サツキという夫に巡り合い、ほのぼの部分はよかった。私もほのぼのしてしまった。(不穏は不穏だったけど)

    ログがもっと活躍?するのかと思ったが途中でフェードアウト?してしまった。
    ハルノももっと登場してほしかったなー。女のじめじめした部分がもう少しあってもおもしろかったかも。
    いろんな人は出てくるが、微妙に出て終わる感じ。

    ミツキとサツキと子供がどうなるのか、それだけが気になる。

  • 最後の最後でタイトルの意味がわかりました…。

  • 結末があっけなかったのと、謎が残ってモヤモヤしたけれど、すいすいと読み進めたくなる面白さがありました。

  • サツキが言った「絶滅危惧種として保護されている」という言葉から、パンダを動物園で飼育して、繁殖させていることを想像してしまった。
    ラストは、「塞翁が馬」を思わせる展開に…。

    アカガミっていうタイトルそのものが、ネタバレだよね。
    窪美澄さんの本は、素敵なタイトルが多いんだけどな。

    読みながら、ミステリ要素が強めなのかと期待していたのだけど、想定内の話だったのが、少し残念。

  • <す>
    いきなり東京オリンピックが2020年に開催された話から始まる。面食らった。思わず本書の発行年月をチェックした。2016年だった。その頃に書いた近未来小説であった。内容は書かない。それより並行して読んでいる黒川博行の文章と状況描写の部分において似ているところがあちこち有ってこんがらがって困った。なんでその2人の文章がこんがらがるんだちっとも似てる作風じゃないだろう,と云われるのでしょうが僕だって,なんで?状態なんだからしょうがねえだろぉ。
    どうですこれなら本書がどんな物語なのかサッパリかすりもしないでしょう。でもこれだけは確か。面白い作品です。ぜひ是非読んでみてください。あ,すまぬ。

全139件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1965年東京生まれ。2009年『ミクマリ』で、「女による女のためのR-18文学賞大賞」を受賞。11年、受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』が、「本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10」第1位、「本屋大賞」第2位に選ばれる。12年『晴天の迷いクジラ』で「山田風太郎賞」を受賞。19年『トリニティ』で「織田作之助賞」、22年『夜に星を放つ』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『アニバーサリー』『よるのふくらみ』『水やりはいつも深夜だけど』『やめるときも、すこやかなるときも』『じっと手を見る』『夜空に浮かぶ欠けた月たち』『私は女になりたい』『ははのれんあい』『朔が満ちる』等がある。

窪美澄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×