さよならの儀式

著者 :
  • 河出書房新社
2.85
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本棚登録 : 1978
感想 : 234
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309028071

感想・レビュー・書評

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  • 期待して借りてきたので、少し残念でした。やはり、短編集は避けるべきだった。。

  • つかみは面白いんだけど、結末がしっくり来ない。私の理解が足りず、消化不良なだけかもしれないけど。

  • 表題作は、ロボットの擬人化が進み、ロボットに愛情・愛着を持つ人が増える。それでも機械はあくまでも機械なのだが。育児が出来ないとか、不得意な親に育てられるより、ロボットが育てた方が良い。そんな世界で老朽化したロボットとの別れを書いた「さよならの儀式」
    これも悪くはないのだが、気に入ったのは「聖痕」。著者らしい事件とファンタジー的要素を織り込んだ話。あと良かったのは「星に願いを」。これはSF的な宇宙人とのファーストコンタクトもの。この宇宙人は精神的な生命体で、人間の体に入り込むタイプ。これが入ってくると、特殊な能力が発現してしまうのだが、分かりたいような、分かりたくないような…。まぁおそらく人間不信になり、心が壊れるのであろう。

  • 近未来を舞台にしたエスエフファンタジーだ。
    アンソロジーなどに寄稿されている短編が多いため、既読のものが多かったが、こうして改めて通して読むと、宮部さんって本当に多才だなあ、としみじみ思う。
    ロボットと共生する世界の哀愁を描いた作品、エイリアンの襲来を予感させるホラーめいた作品、これだけ読んでいるとSF作家かと思うけれど、現代の犯罪小説や厚みのある時代小説も書くんだもんなあ。
    それらの作品とはまた違った魅力がある短編集だった。

  • どのお話も、あまりピンと来なかったけど、「母の法律」は続きが読みたいと思いました。

  • SF短編8作

    ・母の法律
    ・戦闘員
    ・わたしとワタシ
    ・さよならの儀式
    ・星に願いを
    ・聖痕
    ・海神の裔
    ・保安官の明日

    AIやアンドロイドなどの近未来のSFですが、日常感もあり、本気でSFを書いてみたという作者の思いが伝わります。

  • なるほどSF。
    短編をひさびさに読みましたが、やっぱりすごい。

  •  SF短篇集ということだが、そんなにビックリするような設定のは無いかね。

  • SF短編集。
    宮部みゆきさんがSFって珍しい。
    表題作の さよならの儀式、切なくてよかった。
    あと、わたしとワタシも好き。

  • 一話目で挫折。SFはあんまり好きじゃない!時間がもったいない感じがしちゃう。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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