- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309204796
作品紹介・あらすじ
アフリカの若き俊才、最年少オレンジ賞受賞作家のO・ヘンリー賞受賞作を含む初の短編集。アメリカにわたったナイジェリアの少女のふかい悲しみをみずみずしく綴った表題作ほか、いずれも繊細で心にしみる珠玉の短編全10編。
感想・レビュー・書評
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アフリカの知らない世界の話。
違う文化背景の一旦が垣間見えて良かった。
もしかしたら訳者の人の、日本的な表現が加わっているから読みやすいのかな。なんか、日本の生活の延長にあるような気がする。
戦争とか、男性優位の話は嫌なんだけと、「ここでは女の人がバスを運転する」が一番良かった。
小説という毒を浴びるの書評で手に取った本、自分では選べない本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2020.10.14 図書館
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文学
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行ったことのないアフリカの国、住んだことのないアメリカの街、そこを行き来する知らない彼女。なのにただの知らない彼女ではなく、どこかどこかの気持ちでつながっているような気がする物語。
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図書館で。
長編を読んだので短編も借りてみました。なんて言うのか痛い。痛くて重い。でもこういうお話を読むと本の力、みたいなものを感じるなぁと思う。
人種も言葉も文化も違うのにこの人の登場人物には共感できる。それがすごい、と思う。まるっきり同じというわけでは無いけれども女性ということで、マイノリティという事で少なからず苦い思いをしたことがあるからだろうか。まあマイノリティであるかないかに限らず、あ~わかるわ、という気持ちが伝わるんじゃなかろうかとも思う。人間、生まれてから一度も不自由な思いをしたことのない人なんていないだろうから。
今度はエッセイを借りてこようと思いました。
いやあ、文章というか言葉の力ってすごいなぁ。 -
アディーチェの書く短編集
ナイジェリア国内の民族紛争
資本主義に呑まれ富裕層となった夫持つ女
アメリカに渡り恋人の白人との小さな違和感を抱く女
多様なテーマをアディーチェの豊かな感受性で繋ぐ物語
リアリティの高い情景描写
でも、それは豊かで美しい文明だとしても主人公の鬱屈との対比だったり
不衛生でみすぼらしい室内、砂煙とともに逃げ走る車、硝煙の臭い
それが主人公を表す全てにつながり
心の内を想像させる
彼らは憂鬱、悲哀とともに足を前に踏み出す
アディーチェの書く彼らが私は好きなんだ -
たぶんすばらしい作品なんだと思うが
自分には読みづらく、途中で挫折 -
[ 内容 ]
アフリカの若き俊才、最年少オレンジ賞受賞作家のO・ヘンリー賞受賞作を含む初の短編集。
アメリカにわたったナイジェリアの少女のふかい悲しみをみずみずしく綴った表題作ほか、いずれも繊細で心にしみる珠玉の短編全10編。
[ 目次 ]
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]