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- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309208282
感想・レビュー・書評
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空気感が独特。薄ら寒くて、暗くて重苦しい空気をずっとまとってるかんじ。
平常と異常、満足と枯渇、賢者と狂人、美と醜、明と暗、与える者と施される者、虐げる者と見下される者、内と外、生と死。常に紙一重で、自分がどちらにいるかは気づかない…
話の展開は面白いが、途中宗教要素もあり、少し読みにくいかな。
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それぞれの抱える闇や苦しみが繋がっていく。
誰にも言えないものがどこかで少しずつ露呈していく怖さが淡々とした文章で書かれていておすすめです。
割と短い章立てなので読みやすい。
点と点が繋がっていく様は群像系の海外ドラマを彷彿とさせる。 -
3.67/122
『5月の真夜中、死病を抱えたミリアは痛みから外へ駆け出した。ときを同じくして、狂気と焦燥に駆られた男女が通りをさまよう……。現代ポルトガルの最重要作家による圧倒的代表作。』(「河出書房新社」サイトより▽)
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309208282/
原書名:『Jerusalém』
著者:ゴンサロ・M・タヴァレス (Gonçalo M. Tavares)
訳者:木下 眞穂
出版社 : 河出書房新社
単行本 : 264ページ