ギャシュリークラムのちびっ子たち: または 遠出のあとで

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309264332

感想・レビュー・書評

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  • あとがきにもあったように古い時代の絵だと思ってしまう
    怖いような愛に溢れているようなでもやっぱり苦手
    絵のタッチはいいなあ
    でも苦手
    ≪ 死ぬことは ほんのすぐそこ すぐ前に ≫

  • AからZまでの子供の名前と各々の死に方が書いてある。
    奇妙だ。

  • kateが死因も絵も残酷すぎる

  • 初めてのエドワード・ゴーリー。悪いことはできない、と思うのか、運命には逆らえないと思うのか。とにかく逃れられるちびっ子はひとりもいないのだ。

  • こいつは危険なにおいがぷんぷん!
    以前流行った「自殺うさぎ」を子供に置き換えるだけでこんなに陰惨に。(いや、アルファベットブックというほうにも重点が置かれているのか)
    でも可愛いんだよな。
    「ポップ陰惨」というジャンルを新設したい。
    世界の不条理・悪意に曝され続ける子供たち。

  • 間違いなくヴィレッジバンガードで読んだのが初めて。
    ドンキホーテーで働いてて、
    みちくさ屋に移ったときにヴィレッジバンガードを観察しに行ったんですよね。
    その時に見たんだと思う。
    それから、
    占いカードを出してるってことで集め始めて今に至る。

    いろは歌みたく、
    ABC~Zで始まる単語を1ページ1文章にひとつづつ入れて構成されたものを、
    アルファベットブックっていうんだって。
    ゴーリー曰く、
    ネタに困ったらアルファベットブックだったらしいよ。

    そして、
    このアルファベットブックは子供ばっかりが、
    不幸になるんです。

    疑問
    ギャシュリークラムって実際するの?
    つか、
    そもそもギャシュリークラムって地名?なに?
    ググったら納得できた答えはあったけど載せない。

    A・まだ痛そうではない。

    B・痛そう。死んだよね?

    C・不幸ではある。

    D・生きてそうだが寒そうだ。

    E・なんで?
    どうやって?
    どうして?

    F・これは痛いけどそこまで不幸かどうか?

    G・大丈夫そうじゃない?

    H・やばいね。

    I・そうなる前ですからドキドキしてみてます。
    つか、
    井の頭公園ではないですよね?

    J・飲んじゃダメでしょう!

    K・怖い!
    誰が?!
    画的にはかなり好き!
    白と黒のバランスがいい!

    L・いやいや!
    ないでしょう!

    M・ナンパ?!

    N・何が起こったの?
    どうしたの?
    監禁!?

    O・怖い怖い!
    落ちてきたん?

    P・入っちゃダメだぁー!
    虐待か!?

    Q・ゴ、
    ゴルゴ13みたいな顔じゃない笑

    R・どうして?!
    灯油でも浴びたか!?

    S・仕方がないこともあるさ

    T・どうして!?
    お金持ちだったとかですかね?
    テロ?

    U・深いのかな?
    日本のは深くないから大丈夫か?

    V・松本伊代と早見優か?!
    ここだけネタバレ!?
    線路で圧死

    W・氷?!
    落ちたのか!?

    X・噛まれたの?
    かなりアカンことらしいよね!

    Y・倒れたのか!?
    なんで倒れたのか!?

    Z・ロシアか!

    あとがきは柴田元幸さん。
    本編の画か分を読む。
    画を観たら文章を読み、
    文章を読んだら画を観る。
    そして、
    あとがきを読んでほしい!
    特に、
    うろんなんかはあとがきから読んではいけない。
    後書きと言いつつ、
    解説になってる場合があり偏見で読んでしまう恐れがあるからだ!
    ちゃんと、
    画を楽しんで、
    文章を楽しんでから後書きを読んでほしい!

    絵本作家?
    カルトアーティスト?
    観てあわなければそれでいい。
    何か感じたのであれば深く楽しめばいい。
    それだけ。

    ピカソが嫌って意外だった。
    紫式部が好きってのも意外ですが。

    バレエ好きなんですよゴーリー。
    昴は好きです笑
    昴もそのうち感想を書いていきます。

  • なんとも言えないリズム感

  • コレもヘレネという人に送った本らしい。

    A~Zの頭文字の名前を持つ子供が登場する絵本。
    もしかすると韻を踏んでたりするのかもしれないけど、和訳してある時点で英語的なギミックは消失してるんだろうなぁ。

    とはいえ、ひたすら死因が描いてあるだけなので、教育素材とかにはなりようもない。
    こんな本が学校の図書館に並んでいたら教育委員会に訴える事案だわ。
    中には「じゅうたんのしたじき」とか「ヒルがきゅうけつ」とか。それは死なんだろうってのもあるけど、コンセプトが死因なのだから死んでるんだろう。
    あと、なんで「がびょうをごくり」したの?

    物語じゃないので『不幸な子供』ほどのめり込むことはないけど、それでも何故か惹きつけられる。

    何が魅力なんだろう。
    「不幸でしょ?」
    「異常な話でしょ?」
    「オレ(作者)ってオカシイでしょ?」
    みたいな感じが全くなく、作者が普通の精神状態で何の疑問も持たずに「子供の死因」を描いてるような印象を受けるのが魅力なのかな?
    (それはそれで心底異常なのだと思うのだけど。)

  • その昔一読して「なんて本が世の中にはあるんだ」と幼心に驚いた記憶がある。改めて読んでもやっぱりなんて本だと感じたが、どうせまた忘れたころに読み返して「なんて本だ」と思うのだろうな。

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著者プロフィール

1925年シカゴ生まれ。独特の韻を踏んだ文章とモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表。おもな邦訳に『うろんな客』『ギャシュリークラムのちびっ子たち』など。2000年没。

「2023年 『どんどん変に…』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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