魚たちの離宮 (河出文庫 な 7-5 BUNGEI Collection)
- 河出書房新社 (1993年7月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (150ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309403793
感想・レビュー・書評
-
これぞ、初期の長野まゆみ文学!文体、情景、登場人物、全てが冷んやりとしていて美しく幻想的。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文体が古くて良い。
話は曖昧に思えるが、その淡さが良いような気もする。
弟君の異常な嫉妬や最後の展開にはぞっとした。 -
魚たちの離宮読了。ホモすぎる。なんだこのホモ。狂桜記はひたすら肉体的に生々しいホモでしたが、こちらはひたすら精神的にえぐいホモです。すごいなー。それはともかく話が夢の中にいるみたいに掴みどころがなくて、これは作家さんにハマる人がいるのよくわかるなーという感じです。
-
色調が抑え目でよかったです。
-
大好きな一冊です。あまりにも好きすぎて、ハードカバー版と文庫版の他に、もう一冊持ち歩き用を買おうかと思ってしまうくらい。
-
庭の静謐で湿った描写が良かった。
雨や木々のこすれる音がこちらまで聞こえてくるような。田舎の祖母の家もこんな感じだったなぁ…。
ひとつひとつ噛締めたくなる、この時の文体もやっぱり好き。
夏にもう一度読みたい。 -
綺麗だった。さーっと血の気が引いていくような恐怖を感じた。