テレヴィジョン・シティ 上 (河出文庫 な 7-17 BUNGEI Collection)

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 140
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309404790

感想・レビュー・書評

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  • 私が読んだ中で、一番好きな長野作品。
    読んだあと、涙が止まらず、その場から動けなかった。読むたびに、新しい世界を感じる

  • 長野まゆみで一番好きな作品。
    彼女の作品では一番の長編。
    高校生の時に読んだのを思い出した。また読みたい。

  • すべてが悲しい。すべてが切ない。少しずつ壊れていくからだと心のお話。嘘の世界では生きていけないのですね。SFです。

  • イーイーがとても切ない。だけど一度さらっと読んだだけでは理解しきれてない部分もあって、でも2度読み直すのはしんどいかなぁ〜・・・。

  • 私は上巻の色合いの方が好きです(オイ)アナナスの手紙と普通の生活の様子が殆どだった気がします。子犬のサッシャとアナナスが一緒に居るところが可愛いのだけれど。全体的に靄が掛かっている、初期長野作品に良く見受けられる雰囲気で好きです。基本的に謎の提示がメイン。でも、下巻で明かされるかと言われればそうでもない。

  • 正直よくわからんのだけどもイーイーが切なくてたまりません。

  • 1度ざっと読んで読み直し中。なにかと難しい…!けど好きです。

  • ビルディングに住む<<生徒>>のアナナス、イーイーを中心にした物語。生徒なのに名前が出てくるのは2人と友達のシルルとジロだけです。大人は一切出てこなくて、生徒の周りにいるのはヘルパァと呼ばれる存在です。別の惑星に住むママとパパに憧れひたすら長文の手紙を書き続ける、嗅覚・味覚の無いアナナスと、「ヴィオラ」を取り込むことで生きる謎のイーイー。周りの物が消えていく中、存在が良くわからないビルディングの中で生活しています。1巻を読んだだけではどうなっていくのかまだ良くわかりません。

  • アナナス、イーイー、シリル、ヴィオラ、ロスマリン、ゾーンイエロー、カナリアンビュー…単語のきれいさは一等だと思います。読みながら喉がつっかえる気持ち。

  • 海。手紙。  ドロップ水塔と同じくらい好きな話です。

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著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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