マリ&フィフィの虐殺ソングブック (河出文庫 な 21-1 BUNGEI Collection)
- 河出書房新社 (2010年8月3日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309406183
感想・レビュー・書評
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バカ丸出し。
アル中との楽しい会話を思い出した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
えらく頽廃的で倒錯的な話だ。
さっぱり意味が分からなかった。
が、なんだかんだ最後まで一気に読めてしまったのが不思議です。 -
小説家デビューとなる第一作短編集。脱構築というか物語を破壊するようなシュールな散文。町田康に似たタイプだと思うけど、こちらのほうがより悪夢的でグロテスク。「あのつとむが死んだ」には笑いました。
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マリ&フィフィ
不条理ギャグみたいです。
文章で不条理ギャグってハードル高いですよね…
11.01.31 -
頭の中にあるインスピレーションを物語という形に再構築することなく、後先考えないまま書きなぐっていったような短篇集。見事に滅茶苦茶なので最初は面食らうが、だんだんその生々しい魅力に取り憑かれていってしまった。ぐんぐん読める。
ただ、じゃあこういったものを何冊も読みたいか?と言われると、この一冊だけでお腹いっぱいな気もする。
が、また少ししたら読みたくなる気もする。
悪夢的で支離滅裂な短篇集、という部分でバリー・ユアグローの『一人の男が飛行機から飛び降りる』と非常に似てた。 -
残念ながら自分の読解力では理解ができなかった…
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何度でも「物語終了ののち、全員病死」というタイトルを思い出すと笑える
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読み進めたところで場面が急展開を迎えたり、ばっさり終わったり、著者が作るコラージュ・ミュージックのような皮肉めいたユーモアが感じ取れた。
モデルがいるらしい"つとむ"や、マリ&フィフィなどの人物が作品をまたがって登場するが、伏線関係なく一話完結の悪夢が日記のように続く。現実離れした不条理でブラックユーモアの溢れる文章だが、途端に現実的になって目が覚めると物語を読み終えていている。
場面の前後を見失いながら読み進めてしまう中毒性がある。 -
crazy for. He has dark mind. As soon as killdeer.