夏休み (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社
3.43
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本棚登録 : 782
感想 : 117
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309408019

感想・レビュー・書評

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  • のんびりした感がとても心地よいです。
    ひげ男のゲームを是非プレイしてみたい。

  • 読み終えて暖かな気持ちになれた.

    中村航さんの暖かな文章を読み進めることができた.
    日常のちょっとした言い回しや行動が自分とは少しずれてる感じがするけど,心地よく入ってくる感じです.

  • 2組みの夫婦、夏休み、家出

  • 【7/27】近図

  • 「家出」「夏休み」「温泉」。家出して温泉に行きたくなる。

  • 中村航さん特有の爽やかな小説。
    読んだ後、清々しい気分に包まれました。

    物語に関係のないような、下らない(良い意味で)ことがちょいちょい織り込まれていて、それがまたさん魅力。
    …おかあさんの水出しコーヒーはどんな味だろうと思いながら、水出しコーヒーに挑戦する日々です。

    初めて読んだ中村航さんの小説がこの本。
    旅の途中、たまたま立ち寄った書店にてなんとなく購入。
    以来、 中村航さんの大ファン。

  •  ユキと『ぼく』。ユキの親友・舞子さんとその夫・吉田くん。母親の兄の息子が従兄弟であるように、妻の親友の夫との関係を表す言葉があってもいいような気がした。――義理の友達。言葉の上ではそれが一番正しい気がした。……
     それぞれに良好な関係を築いていた二組の夫婦。けれどある日、とつぜん吉田くんが家出した。たった一枚のメモを残して。『十日間ほど留守にします。必ず戻ります。心配しないでください。』
     吉田くん自身は、言葉どおり十日もせずに帰宅したのだけれど、その小事件をきっかけに、今度は怒った女性陣ふたりが家出してしまう。彼女らが残したメモには、とんでもないことが書いてあった。

     なんだろ。ものすごく盛り上がるとか、感動の超大作とか、そういうのじゃないんですけども、ちょっぴりユーモラスで、絶妙に軽やかで、読んでいてじんわりと心地いい、不思議な読み心地の小説です。ちょっと変わり者のカップル二組が紡ぐ、ひと夏のストーリー。

     わたし自身もこの本、いいなあと思うんですけども、解説に何気なく目を通したら、どうも、もう少し上の世代(三十代くらいの方?)のほうが、もっとピンとくるのかもです。出てくるアイテムやエピソードが、同世代にはたまらないものがあるらしいです。

     吉田くんって、同じ作者さんの『あなたがここにいて欲しい』に出てくる吉田くんなんですね。私はこっちを先に読んだのですが、もしかして、先に向こうを読んでいたほうが、より楽しめたかも。時系列的には、向こうのお話のほうが先なんですよね。
    『あなたがここにいて欲しい』の吉田くんも、天然で変わり者で真面目で誠実で、とっても魅力的なキャラだったので、両方おすすめです。(そっちの感想はまた後日!)

  • 大好きな話。随所随所笑えて、頭使わないで読める。しかもキュンとするとこもあるんだから、娯楽としては最高の一冊。のんびりしたい時に。23/5/10

  • 義理の母親と1日の大半を自宅で過ごす主人公とその妻、妻の友人夫婦の話です。4人の友人関係がなんだかちょっと不謹慎な感じもして私はあまり入り込めなかったです。

  • ユキが素敵だと思った。テンポがよく読みやすかった。

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著者プロフィール

建築家。博士(建築学)。株式会社MOSAIC DESIGN代表。
1978年東京都生まれ。2002年日本大学理工学部建築学科(高宮眞介研究室)卒業、2005年早稲田大学大学院修士課程(古谷誠章研究室)修了。2008年同大学博士後期課程単位取得退学、助手・嘱託研究員を経て、2010年〜16年東京大学大学院隈研吾研究室助教。2011年東南アジアのストリートの屋台に関する研究で博士(建築学)取得。同年建築設計事務所MOSAIC DESIGN設立。明治大学I-AUD、早稲田大学、日本大学などで非常勤講師を務める。店舗・住宅・ホテル・商業施設・マーケットなど、屋台からアーバンデザインまで、何か楽しいことやりましょう!をキーワードに大小さまざまなプロジェクトに取り組んでいる。

「2023年 『POP URBANISM』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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