- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309408019
感想・レビュー・書評
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のんびりした感がとても心地よいです。
ひげ男のゲームを是非プレイしてみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2組みの夫婦、夏休み、家出
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【7/27】近図
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「家出」「夏休み」「温泉」。家出して温泉に行きたくなる。
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中村航さん特有の爽やかな小説。
読んだ後、清々しい気分に包まれました。
物語に関係のないような、下らない(良い意味で)ことがちょいちょい織り込まれていて、それがまたさん魅力。
…おかあさんの水出しコーヒーはどんな味だろうと思いながら、水出しコーヒーに挑戦する日々です。
初めて読んだ中村航さんの小説がこの本。
旅の途中、たまたま立ち寄った書店にてなんとなく購入。
以来、 中村航さんの大ファン。 -
ユキと『ぼく』。ユキの親友・舞子さんとその夫・吉田くん。母親の兄の息子が従兄弟であるように、妻の親友の夫との関係を表す言葉があってもいいような気がした。――義理の友達。言葉の上ではそれが一番正しい気がした。……
それぞれに良好な関係を築いていた二組の夫婦。けれどある日、とつぜん吉田くんが家出した。たった一枚のメモを残して。『十日間ほど留守にします。必ず戻ります。心配しないでください。』
吉田くん自身は、言葉どおり十日もせずに帰宅したのだけれど、その小事件をきっかけに、今度は怒った女性陣ふたりが家出してしまう。彼女らが残したメモには、とんでもないことが書いてあった。
なんだろ。ものすごく盛り上がるとか、感動の超大作とか、そういうのじゃないんですけども、ちょっぴりユーモラスで、絶妙に軽やかで、読んでいてじんわりと心地いい、不思議な読み心地の小説です。ちょっと変わり者のカップル二組が紡ぐ、ひと夏のストーリー。
わたし自身もこの本、いいなあと思うんですけども、解説に何気なく目を通したら、どうも、もう少し上の世代(三十代くらいの方?)のほうが、もっとピンとくるのかもです。出てくるアイテムやエピソードが、同世代にはたまらないものがあるらしいです。
吉田くんって、同じ作者さんの『あなたがここにいて欲しい』に出てくる吉田くんなんですね。私はこっちを先に読んだのですが、もしかして、先に向こうを読んでいたほうが、より楽しめたかも。時系列的には、向こうのお話のほうが先なんですよね。
『あなたがここにいて欲しい』の吉田くんも、天然で変わり者で真面目で誠実で、とっても魅力的なキャラだったので、両方おすすめです。(そっちの感想はまた後日!) -
大好きな話。随所随所笑えて、頭使わないで読める。しかもキュンとするとこもあるんだから、娯楽としては最高の一冊。のんびりしたい時に。23/5/10
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義理の母親と1日の大半を自宅で過ごす主人公とその妻、妻の友人夫婦の話です。4人の友人関係がなんだかちょっと不謹慎な感じもして私はあまり入り込めなかったです。
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ユキが素敵だと思った。テンポがよく読みやすかった。