戦力外捜査官 姫デカ・海月千波 (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社
3.49
  • (21)
  • (59)
  • (84)
  • (11)
  • (2)
本棚登録 : 661
感想 : 76
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309412481

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ドラマとはまた違った印象。ドラマがコメディ色強いから原作の真面目な雰囲気に少し驚き。事件の真相や犯行の手段等ちょっと首を傾げるとこがあったけど楽しんで読めました。
    海月警部は可愛らしかったです。

  • 現在放映中のドラマの原作。
    今のところドラマから受ける印象より、骨太の展開です。似鳥氏の作品で学園モノ以外を始めて読んだのですが、ここまで書けるならライトミステリーから脱出(?)することも可能だと思う。今後期待したい作家です。

  • ドラマは見てないけれど、表紙の少女漫画のようなイラストが気になって購入。読み始めは2つの事件の時系列に付いて行くのに戸惑ったけれど、慣れると読み進めやすかった。

    結局犯人はバタバタとドンデン返しが続くけど、真犯人にたどり着いた時には「その人でいいの?」って感じで犯行に及んだ経緯が今一つよくわからなくて。。。

    でもシリーズ化されたらしいのでこのコンビは追いかけ続けたいな。

    最後の筆者の「あとがき」の「雨滴」や「負け本」の話の方が面白かった。 エッセイのようなあとがきが一番お気に入りかも。

  • ちょっと気晴らしくらいでサクサク読めるかと思ったら中はしっかりしていました。むしろこの表紙じゃないほうが良いのでは?
    ドラマとは全然違う。良い意味で

  • 主人公(海月千波)は萌え系ドジっ娘警部。ライトノベルのようなキャラですが、内容は過去に発生した事件と現在進行形の二つの事件が繋がっていくという、結構骨太でドス黒いお話です。一見アンバランスのように思えますが、殺伐とした背景での柔らかい要素は良いアクセントになります。テンポも良く楽しく読めました。
    ただ、海月警部が本部の捜査を疑った根拠が弱い気がしましたし、二つの事件を関連づける手掛かりや伏線が不十分でした。次回はもう少しミステリーのポイントを強化して読み応えのある作品にして欲しいです。

  • でこぼこコンビの掛け合いが笑える。

  • ドラマ原作!でも内容が全然ドラマとかぶってなくて面白いです(^^)

  • なるほど。
    TVドラマ化されたから読んだわけではないのですが、
    奇しくも、今クールでTVドラマ化されています。

    TVドラマは見る気がしないので、こちらだけ言及しますが、
    お話としては、結構面白いです。
    本当は、★3.5といった所。
    シリーズ化もされているようで、次作を早く読みたくなりました。

  • 邪魔者扱いされるお嬢様(?)警部と、お守り役を命じられた若手巡査のコンビが活躍する。警部の推理力に脱帽し、素直に感心する巡査がカッコいい。警察の事件解決のための手法について問題提起もされていて、そちらもどうなるか興味深い。

  •  天然ボケで空気が読めない美少女警部海月のお守りを命じられた設楽巡査が、彼女とともに戦力外通告され、捜査本部とは別に連続放火事件を追っていく話です。
     物語が進んでいくうちに事件の規模がどんどん大きくなっていき、平行して語られていく別の事件ともやがて繋がっていきます。話がどんどん盛り上がっていきました。
     また、この本の作者、似鳥鶏の他の本と同様に、ユーモアなやりとりがたくさんあって面白かったです。ドジな海月に振り回される設楽という二人の間抜けなやりとりは、最後まで何度もありました。
     普段は文庫本ばかり読んでいるのですが、単行本で出ているシリーズ第2弾も買ってみようかと思いました。そのぐらい面白いです。

全76件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー。「市立高校」シリーズ、「戦力外捜査官」シリーズ、「楓ヶ丘動物園」シリーズなどの人気シリーズの他に『難事件カフェ』『迫りくる自分』『きみのために青く光る』『シャーロック・ホームズの不均衡』『レジまでの推理~本屋さんの名探偵~』『101教室』『彼女の色に届くまで』『100億人のヨリコさん』『名探偵誕生』『叙述トリック短編集』『そこにいるのに』『目を見て話せない』『生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班』などがある。

「2023年 『育休刑事 (諸事情により育休延長中)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

似鳥鶏の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×