- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309412481
感想・レビュー・書評
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鳥羽雨先生の挿絵の文庫が!と飛びつきました。
つまりジャケ買いだったのですが(殴)、著者も
以前読んだ「理由あって冬に出る」の似鳥鶏先生なので安心。
うん、内容も「理由~」よりずっと良かったです。
「理由~」は先輩・伊神さんが出しゃばりすぎてて鼻についたのですが、
この作品のキーキャラでありヒロイン・海月警部(!)は
暴れたりコケたりするものの、決して彼女の能力・魅力だけで
引っ張っていないのでなかなかどうして。
中盤まで警察上層部が
「いわゆる刑事ドラマの警察のステレオタイプ」
的に描かれてますが、これもポイントですね。
テーマが現実のマスコミなどで腹を立てている部分に
切り込んでいて、気持ちが良かったです。
ちょっと裏の捜査が思うように進みすぎかなぁとは思わないでも
ないですが、ここまでややこしくすると「物語」としては
まとまりがなくなってしまうでしょうから致し方ないかな?
ちなみにドラマ化だそうで。面白くて好きだけど
「ドラマの造り手がドラマ化「したがりそう」な話」とも思いました確かに; -
事件は重いけど、コミカルな会話で沈まずに読み終えた。主人公だけじゃなく係長や刑事部長、脇役もキャラが濃ゆい。。シリーズみたいなので今後も楽しみ。
一番印象に残った言葉は「ダースベイダーか」(笑) -
警察小説としてはどうかと思うけれども、この人の場合続巻が出ると、よりキャラに親近感が湧いてくるので、シリーズとして続くならありかなぁ。動物園のほうは事実密着の上にフィクション重ねてきてたから読んでて面白かったけど、今回は警察組織がふわふわしすぎて…
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警察小説ですが、ごつい感じではなく作者らしいコミカルな雰囲気が出ていて楽しいです。一見関連のない2つの事件の捜査が平行で進んで行き、終盤一気に連動する流れはしびれました。「悪夢の百分間」のくだりでは思わず震えてしまいました。
シリーズ化するとのことで、次回作が楽しみですね。 -
似鳥鶏初単行本の文庫化。
帯によるとドラマ化決定だそうで、キャラクターや事件の派手さなど、映像化すると映えそうな内容だった。
続編は来月刊行。単行本買ってもいいかなぁ。