大阪 (河出文庫 き 16-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309420936

感想・レビュー・書評

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  • 【書評】街というものが、どうにかこうにか毎日を生きている生活者のための大切な居場所であることを描く~『大阪』著◎岸 政彦・柴崎友香 【書評】『大阪』著◎岸 政彦・柴崎友香 河出書房新社|教養|婦人公論.jp(2021年05月02日)
    https://fujinkoron.jp/articles/-/3737

    岸政彦さん・柴崎友香さん「大阪」インタビュー 共著で紡いだ街の記憶|好書好日(2021.03.24)
    https://book.asahi.com/article/14282489

    岸政彦・柴崎友香の初共著エッセイ『大阪』より「はじめに」を特別公開|Web河出
    https://web.kawade.co.jp/bungei/9946/

    岸政彦・柴崎友香の初共著エッセイ『大阪』より「おわりに」を特別公開|Web河出
    https://web.kawade.co.jp/bungei/10005/

    大阪 :岸 政彦,柴崎 友香|河出書房新社
    https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309420936/

  • まさかメンバメイコボルスミ11の名をここで目にしようとは!私も同じ時代の空気を吸って、同じ時代の大阪を見てきたから、共有できる風景もたくさんあって、『4時です』の頃は…とか、1995年1月は奈良に住んでいて…とか、ついつい私語りしてしまいたくなる。街の変遷や再開発について思うところも色々あるけれども、自分なりの解答を見つけるためのヒントが得られそうな読後であった。

  • 知り合いでもないのに、ここまで個人的な話を聞いてもいいのかと、ドキドキしながら読んだ。それを引きずり出してしまうほど、大阪とおふたりの人生は、分かちがたく結びついているのだろうと思った。

    おふたりの作品の根底にあるものの正体がわかったようで、ファンとして読んでよかった、読んだ方がいいエッセイ。

  • <文庫化再読>大阪に来た者、大阪から出た者、それぞれが暮らした大阪を描いたエッセイ。大阪という場所における特異性と普遍性、日本全体と同じく変容していく様、それでも惹きつけられる大阪、さまざまな観点から描かれる名エッセイ集。文庫化によりそれぞれの書き下ろしエッセイがまた良い。この2篇を読むためだけでも文庫本購入をお勧めしたい。

  • p.2024/4/15

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著者プロフィール

岸政彦(きし・まさひこ)
1967年生まれ。社会学者・作家。京都大学大学院文学研究科教授。主な著作に『同化と他者化』(ナカニシヤ出版、2013年)、『街の人生』(勁草書房、2014年)、『断片的なものの社会学』(朝日出版社、2015年、紀伊國屋じんぶん大賞2016)、『質的社会調査の方法』(石岡丈昇・丸山里美と共著、有斐閣、2016年)、『ビニール傘』(新潮社、2017年)、『マンゴーと手榴弾』(勁草書房、2018年)、『図書室』(新潮社、2019年)、『地元を生きる』(打越正行・上原健太郎・上間陽子と共著、ナカニシヤ出版、2020年)、『大阪』(柴崎友香と共著、河出書房新社、2021年)、『リリアン』(新潮社、2021年、第38回織田作之助賞)、『東京の生活史』(編著、筑摩書房、2021年、紀伊國屋じんぶん大賞2022、第76回毎日出版文化賞)、『生活史論集』(編著、ナカニシヤ出版、2022年)、『沖縄の生活史』(石原昌家と監修、沖縄タイムス社編、みすず書房、2023年)、『にがにが日記』(新潮社、2023)など。

「2023年 『大阪の生活史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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