くそったれ!少年時代 (河出文庫)
214人が登録
★3.59
| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
みんなのタグ
みんなの感想・レビュー・書評
チャールズ•ブコウスキーの自伝的内容の作品。
一つ違えば幼少時のトラウマにまつわる物語となりそうなところを、
主人公の淡々とした心理描写や強烈な皮肉によって、
まさに「くそったれ!」という叫びに昇華させていく。
同情なんざ要らねえぜ。
あー、こっちかー。いますよね、カート・コバーン的、未知の怒りに直面した坊ちゃん。結局、家庭環境の問題だろと。そうか、家族の在り方を教える教育小説なのかも。いい意味であきらめた感じが好き。
何かを過剰に演出する訳ではない、こういう小説が好き。
読中より読後、むしろ読んでいない時間に、この本の事を思い起こす時のほうが、よりこの本の魅力を感じられる。
パウェーゼの「故郷」などにも通じるものがある。
本作品を読むのは3回目である。3回読んで3回とも最高にパンク!
チャールズ・ブコウスキーの自伝的小説であり、そのブコウスキーの分身とも言える主人公ハンクのパンク名少年時代が描かれている本作品は、チャールズ・ブコウスキーの作品の中でも私の1番好きな作品と言っても過言ではない。最高に笑え、最高に悲しくもあり、そしてこの上なくパンクな唯一無二の長編小説である。
この作品を読んでブコウスキーにはまった。とにかく最高にかっちょいいパンクな作家である。絶対に真似できないおやじである。真似はしない方が良いが・・・
きっとまた読みたくなる。そしてその時も最高のパンク魂を感じることであろう。
読むたびに生きる勇気を与えてくれる作品。
ブコウスキーに感謝!Be Punk!
著者の自伝的小説だが、とても面白い。読めば読むほど「くそったれ!」と言いたくなる著者の気分がよくわかる。家庭環境が悪くて普通の子だったら滅入ってしまいそうな出来事ばかりなのに、彼は反骨精神が旺盛だったらしく、何が起きても決して動じることなく淡々と時間を過ごし、機会を見計らって鬱憤を発散させるような生活を送っていたようだ。常にクールな自分が居て、両親や友人達の失敗を冷たく見ている姿がとても印象的。決して親しい友人を作らず、弱音を吐かず、酒と喧嘩と孤独を楽しみ、時々読書をして気を紛らわせる彼の人生は、成長してもあまり変わらなかったのかもしれない。とにかく面白いけど、真似したくない人生だ。
ちなみに、このタイトルを自分の人生に当て嵌めると、「くそったれ!高校時代」になるかも。学校には愛着があったが、自分の生徒の進学実績を気にする先生ばかりがいた面白くない高校生活だった。くそったれ!
小説の随所でくそったれな感じがしてとっても良かったんだけど、日常的に読んでいる本がエンタメに特化した小説なので冗長に感じた。
起った事をそのまんまテレテレと書き綴った体の小説の何が面白いかというと、ブコウスキーの少年時代そのものが「くそったれ」で第三者から見た時に面白いという話な訳で。
本人は全然面白くないというか、ある種内省的な気分で書いたのかもしれない。
無職になった日に読み始めた小説
まさに今読むにふさわしい小説
作者の分身ヘンリーチナスキーが
産まれてから青年までの話
このあいだ読んだ勝手に生きろの前作的内容だ
ライ麦畑に捕まえてが好きな人は
これも面白いと感じると思う
ホールデンが貧乏な家にうまれてたら
こんな風になっていたと思う
この著者の本どれも面白いけど
なかなか本屋で見かけないのが残念
ブコウスキーの作品って、基本的にくだらなくて下品で絶望的なんだけれども、こんなに魅了されちゃうのはどうしてだろう。それはきっとブコウスキーの器量のでっかさじゃないかな。本書の主人公は、不幸な境遇にありながらも他人を恨んだり世間を呪ったりはしない。それは敗北宣言だから。悪態はこれでもかってくらいにつくけれども。主人公にとって全ては「why
?」なのである。そこに「because」を持ってこようとはしない。それはそれでいいのだ。無意識の愛情といえるんじゃないかな。そこにあるのはブコウスキーの器量の深さ。愛に溢れた作品であると思う。とてつもなく救いようのない愛ではあるけれども。
ところどころにものすごくセンスの良い文章が出てきてね、その出現率が丁度よい感じで素敵です。
でも少々文庫のくせに高いですよね(根に持ちすぎ)
ひどい翻訳だが、端々にブコウスキーの放つ愛があふれている。
1930年代のロス。ヘンリー・チナスキーの少年時代、青春時代の断片。単純に、痛快かつ下品な罵声の嵐、メインストリームから見放された負け犬たちの断片を描いているとしてクローズアップされることの多いブコウスキー作品だが、俺が今感じているのは、何よりも愛そのものを表現しているということである。
不器用な姿をさらしながら、むき出しの愛がこの世界を徘徊している。そいつがブコウスキーだ。
幼少から青年になるまでの自伝的作品。この作品を書く事は大変辛い作業だったらしいが、作品内に悲壮感はない。しかしブコウスキーの作家の原点をみる事ができるような気がする。他の作品より分かりやすいかも。
不良詩人ブコウスキーが自らの少年時代を赤裸々にさらけ出す。彼にとってももっとも書きにくい難作だたらしいが、その分、他の作品と違った味もあり、彼の作品が苦手な人にも一度手にしてほしい

はじめてブコウスキーの本を読んだのがこれ。かなり好き。





