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  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309616735

感想・レビュー・書評

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  • 14歳の世渡り術という???なシリーズの一冊として著名人に今、14才に読んで欲しいと思う本を紹介してもらうという本。いろんなニュアンスでいろんな本が選ばれていて面白かった。なかで紹介されているもの全部買おうとは思わないけれど、それでも数冊は興味を持って読むことになりそう。本に対する観点なども読めて面白かった。

  •  ブックガイドってワクワクする。何を読もうか、どんな本なのか考えている時が至福の時間。
     しかも、この本はコンセプトが素敵。対象年齢である14歳からは少し外れるけれど、読みたい本はいくらでも出てきた。本の紹介文が魅力的なのは、本の選び方、思い出に人となりが出てくるからだと思う。

  • 14歳の少年少女に向けた,それぞれのメッセージが個性的で面白かったです。
    選書もメッセージの方向性もバラバラの中,上野千鶴子さんの最後の文章が全体をうまく締めています。

    「論理哲学論考」とか「共産党宣言」とか,どこの14歳が読めるんだよ!なんて思わなくもありません。
    しかし歳を取ってから思うのは,若い頃の読書に「理解」は必ずしも必要ではない,ということです。

    あくまでも理解を求めて格闘するのもヨシ,適当に読み進めてもヨシ,本棚に飾るだけになっても・・・まあヨシとしましょう。

    若い人たちには,とにかく本に触れてほしいと思います。

  • 2012年読了

  • 14歳のときーー自分の学生生活で一番楽しかった時期であったように思う。下級生と上級生に挟まれた真ん中のポジション。楽だった。そのときは初恋も経験し、こんな日がいつまでも続けばなあと思ったものである。だけど、どんな本を読んだのかは思い出せない。ひょっとすると国語の課題をやるために読んだ本しか読まなかったのではないか(それだって5,6人のグループ発表だったから、全文ほ読まなかったと思う)。
    ああ、あのときに本書にであっていれば今頃どんな本を読んでいたのかと思うと少し後悔の念があるが、過ぎ去った日々は取り戻せない、ならばこれからの人生で過去の分も合わせて読もうと(なんか大げさ)思って手に取ったのが本書。
    総勢30名の著名な方々が本を紹介しています。誰が何の本を推薦しているかはネットで調べればわかることなのでここでは割愛させていただきます。
    30冊あるうち、僕が一番「読みたい!」と思った本は『幼年期の終わり』です。アーサー・C・クラークというSF界のレジェンドの著作で、僕も存在は知っていました。紹介者は森達也さんなのですが、紹介の仕方が上手です。続きが気になる書き方をしていて、今すぐ書店に走りたい、そんな衝動に駆られます。
    なにせ、30冊もあるので、読んでみたい本が1冊は見つかるのではないでしょうか。あの頃の自分に読ませたかったなあとしみじみ読むのもよし、親子で読むのもよし、いずれにせよ手軽に読書の幅を広げられます。中学生向けに書かれているため、難しい表現はないですし(平仮名が多い印象)サクサク読めると思います。

  • 本をあまり読まないうちの中学生に。
    中でも私がいいなと思ったものをいくつか。

    工藤直子推薦「博物誌」ジュール・ルナール
    山崎ナオコーラ推薦「肉体の悪魔」レイモン・ラディゲ
    中江有里推薦「中島らもの特選明るい悩み相談室」
    雨宮処凛推薦「COTTON100%」AKIRA
    小池龍之介推薦「賭博黙示録 カイジ」福本伸行
    服部文祥推薦「本当の戦争の話をしよう」ティム・オブライエン
    石原千秋推薦「タブーの正体!マスコミが「あのこと」に触れない理由」川端幹人

    ま、学校の推薦図書に挙がらないような本のほうが断然面白いってことで。

  • 本の選択がなんか幼稚だなと思ったら、14歳向けなのか。ほとんどあまり薦められない本が多い。『利己的な遺伝子』はおすすめだが、若干難しいかな。

    もうちょっと人選を工夫してほしかったな、とも思う。

  • 気になる作家さんだけ見る。14歳向けなんだな。時既に遅しだわ。

  • 「14歳の世渡り術」というシリーズのなかの一冊で、雨宮処凛、荒井紀子、石原千秋、上野千鶴子、大澤真幸、岡ノ谷一夫、恩田陸、角田光代、金原瑞人、貴志祐介、木田元、工藤直子、小池龍之介、佐藤優、島田裕巳、辛酸なめ子、橋木俊詔、出久根達郎、中江有里、長沼毅、野中柊、服部文祥、本田由紀、ホンマタカシ、森絵都、森達也、村上陽一郎、柳澤桂子、山崎ナオコーラ、吉田篤弘という各界の人々がおすすめの本を紹介するもの。ちょっとひねった感じの人選は好感がもてる。でも……。
    本や音楽、映画、ドラマ、飲食店、アイデアグッズなど「これ、いいよ」と勧められることは日常的にあるけれど、本に関してはわりと勧められたとおりにしない……っていうかできないな。
    本は一人ひとり好みが違う。ほかのものでもそうだけど、本は特にその度合いが色濃いと思う。感性が同じ人はそういないもの。どれほどの人に勧められようとも、その人に好感をもっていたりあこがれているようでなければ、勧められるままに読むことはまずないなと感じた。
    というわけで、読みたい本が増えてしまうかなと思ったのだが、これだけいっぺんに紹介されると食傷ぎみ。1ページ目から順に読んでしまったのも悪かった。興味のある人のところだけ読むべきだった。

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著者プロフィール

1975 年北海道生まれ。作家・活動家。「反貧困ネットワーク」世話人。フリーターなどを経て2000 年、『生き地獄天国』( 太田出版/ちくま文庫) でデビュー。主な著書に『生きさせろ! 難民化する若者たち』( 太田出版/ちくま文庫)、『相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ』( 太田出版)、『コロナ禍、貧困の記録 2020 年、この国の底が抜けた』( かもがわ出版) など多数。

「2022年 『手塚マンガで学ぶ 憲法・環境・共生 全3巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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