図説 英国貴族の暮らし (ふくろうの本/世界の文化)

著者 :
  • 河出書房新社
3.39
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本棚登録 : 161
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309761268

作品紹介・あらすじ

華麗なる英国貴族のライフスタイル!貴族の館・カントリー・ハウス、ロンドンでの社交シーズン-ジェントルマンとは何か?レイディーの暮らしは?執事、女中頭、クック、ハウスメイドなど-使用人たちの世界。チャーチル、故ダイアナ元妃の実家など名家を探訪。上流階級の人々の現実の生活の今と昔を、美しい図版とともにたどる決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 借りたもの。
    貴族文化をよく維持した状態で今に伝える英国。その階級と生活様式について、美しい写真や絵画、資料と共に紹介する一冊。カントリーハウスの邸内やそこで働く使用人たちの生活、そして貴族としての矜持ノブレス・オブリージュについて。世界恐慌と2つの世界大戦によって、貴族の後継者が絶えてしまったり、その広大な領地とそこに立つカントリー・ハウスの維持を、自らの事業収入で補わねばならない経済的不安から手放さざるをえなくなり、失われたものもあったという…
    貴族の社交界はどんなものだったのか、四季折々に野外で行うハンティング、シューティング、フィッシングの話からドレスコードの変遷など。さらにはグランドツアーまで!
    興味深かったのは貴族の教育について。閉鎖された学校生活では今では信じられないいじめや体罰、暴行が横行していた事実。それを改革し、人間性や人格形成に重きを置き、質の高い教育を受けれるようにした。その中には教師の待遇改善も含まれていた。
    後半では公開されている名家訪問。そして王朝とイギリス貴族の興亡の歴史。貴族を維持するために、時代ごとに合わせた努力の数々。

  • カントリーハウスの歴史が写真を含めて分かりやすく解説されています。肖像画の件には思わずくすりと笑ってしまいました。

  • □ 14118.
    〈読破期間〉
    2014/6/30~2014/7/9

  • 文章は『英国貴族の城館』と重複が多い。写真は『英国貴族の邸宅』と比べるとかなり少ない。『英国貴族の城館』を読んで『英国貴族の邸宅』を見てからあくまで補足として読むといいかもしれない。

  • タイトルから期待した内容とは違いました
    暮らし→生活ではなく、お屋敷そのものでした

    第四章の名家訪問がおもしろかったです

  • 写真や図版が多くて見ごたえあり。貴族の館の装飾として残っている日本から輸出された陶磁器に関する部分が興味深かった。壺が電気スタンドになってたり、皿を金属の飾りでぐるりと囲み壁掛けにしたり。

  • まーまー。
    写真は綺麗なんだけど、文章がいまいち。

  • 貴族は貴族で大変そう。

  • 『英国貴族の城館』と被っている部分が多い点と、今一つ「貴族の生活」に主眼がおかれていない点が残念。筆者はカントリーハウスの大家のような方なのでそちらの記述は素晴らしかったが、これでは表題に難あり。

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00167922

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著者プロフィール

1934年生まれ。元慶應大学名誉教授。ケンブリッジ大学建築・美術史学部の研究員として、英国建築史の第一人者デイヴィッド・ワトキン教授に師事。著書に『英国貴族の館』(講談社)など。2010年7月死去。

「2023年 『図説 英国貴族の城館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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