- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309811031
感想・レビュー・書評
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あまり読み進めさせるような文章・装丁・リズムでなかった。
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図書館で。
2、3時間で読めるシリーズ。ドイツ版。
っと言っても、フランク王国、オーストリア・プロイセン、ドイツ連邦、近代ドイツ帝国、ワイマール共和国くらいまでは固有名詞ばかりであんまり頭に入ってこなかった。
基礎が足りなすぎるのか? 他の国のものも読んで理解を深めよう^_^ -
元予備校の先生が書いた、フランク王国が出来るところからメルケル首相が2013年に社会民主党と連立を組むまでのドイツの歴史。「『ドイツとは何だ』と初めて思った人に向けて、その歴史をわかりやすく紹介」(p.3)したもの。
本の装丁の感じや、イラストのタッチが柔らかく、入門者向けの歴史の本、という感じだが、本当に「ドイツとは何だ」と「初めて」思った程度の人がこの本を読んだら、思ったほどよく分からないんじゃないだろうか、とかやっぱりおれ世界史苦手だわ、と思ってしまう本だった。もうこれ以上は分かりやすくならないのだろうけど、なんか教科書を読んでるみたいに頭に入って来なくて、割と苦労する。世界史の勉強ってこんなものなのかな、と思った本。イラストはおれ好みだった。激しい歴史の場面なのに人物の目が点だったり、かわいいとまではいかないけど、ソフトなタッチ。p.51の「ボヘミア人の一派が、プラハ城にいたハプスブルク家の役人を窓から落とす事件」(pp.50-1)のイラストがあり、この窓のこの場所におれは行ったことがあるらしいが(と、一緒に行った人が後でこの本を読んで言ってた)、まったくおれはそれを覚えていないくらい、歴史が頭に入らないらしい。そんなおれでも、とりあえずドイツ史で重要な人物として、ビスマルクを解任したヴィルヘルム2世、という人物は印象的だった。領土拡大を目指したけど、イギリスに譲歩した?というあたり、よく分からないけど、とりあえず「20世紀のドイツが進む道を決めたのは、ヴィルヘルム2世」(p.114)というくらい重要な人物らしい。ビスマルクとヴィルヘルム2世、ということで、名前くらいは頭に入れたい。最後はオランダに亡命したらしい(p.132)。第一次世界大戦時の徳島県の「坂東俘虜収容所」の話は、なんとなく聞いたことがあったが、「今もドイツと徳島県の交流は続いています」(p.125)というくらいのものらしい。徳島に一度行ったことあるけど、ドイツを感じるようなスポットには行ったことがなかった。
第二次世界大戦時のナチスの本はいくつか読んだことがあるが、この本では本当にあっさりと書かれている。もしかするとあっさり過ぎることが頭に入ってこないし、教科書的な感じになってしまう原因なのか?とも思った。もちろん「1冊でわかる」という趣旨に沿うにはそうならざるを得ないということも分かるけど。
最後に旧東ドイツの話をあんまり知らなかったけど、「ソ連の属国のような東ドイツの政治体制を支えたのが、秘密警察組織のシュタージ」(pp.194-5)ということで、第二次大戦後にヨーロッパの中に、そこまでの体制があったのか、と思った。
あとは今のドイツについて知らなかったことと言えば、「かつては徴兵制を採用していましたが、2011年に中止」(pp.140-1)とか(そんな最近まで徴兵制だったの)、「アンゲラ・メルケルは、もとは旧東ドイツの物理学者」(p.211)(旧東ドイツの人なの?しかも物理学者!やっぱり理系の人は文系をカバーできるんだ)とか、断片的な情報として面白いと思ったところはあった。
もう少し別のドイツ史の本を読めば、この本で書かれている全体像が頭に入ってくるようになるのかもしれない。(21/06/13) -
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https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00553436 -
わかりやすさに振り切った初歩中の初歩を学べる入門書といった印象。ドイツ史は偏った知識しかなかったけども難なくスラスラと読めました。
大まなか情報しかなかったから本当に初心者さん向け。あと文化面も一緒に学びたい場合はルネサンス、バロック、ロマン派くらいしか言及されてないので向かないかも。
でもこの本のおかげで大まかな内容は理解出来たので、専門書を読む前のワンクッションのような役割をしてくれるとってもいい本だと思います。 -
一冊に詰め込んでるだけでわかるかどうかは本人次第な形