タモリ: 芸能史上、永遠に謎の人物 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)
- 河出書房新社 (2014年1月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309978161
感想・レビュー・書評
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2015年12月31日読了。いいとも終了後に刊行された、「タモリ」をよく知る識者へのインタビュー・コメント、往年のタモリに関する紹介記事などを集めたムック。タモリと面識もない一素人が書いた『タモリ論』の「かゆいところに手が届かない感」への不満から企画された特集のようだが、それでもタモリについては「分かった」という気がしないのが不思議なところ・・・。筒井康隆や山下洋輔ら、九州の一芸人(いや、芸人ですらなかった)だったタモリを見出した「通人」らのコメントはさすがにリアリティがあって面白い。『ブラタモリ』も『ヨルタモリ』も今ひとつ、踏み込んだ感じがしないのはタモリが敢えて踏み込まない態度を貫いているからか、「多くの視聴者に届くようにそれらしくパッケージングする」というテレビの特性とタモリの本性がそもそもマッチしないからなのか。
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同じエピソードがかなりかぶっていて
ちょっと読み疲れましたが
それほどにタモリという人物はわかりづらい人なのかなーと思った。
タモさんのアルバムをメタメタに批評するとこ
面白かった。
意外とドラマに出ていたんだなと驚きました。
ジャズ大名(これは映画だけど)くらいしか知らなかった。 -
タモさんは一切のインタビューを受けないというのが興味深い。
確かタモさんはコージー冨田さんとの共演をNGにしてる。
それはきっと「枠」にはめられることを嫌っているからだと思う。
「型」にはめればはめるほど
本質からどんどん離れていってしまうことを
タモさんは知っている。
きっとそれは大好きなジャズから学んだのではないか、
と自分は推測しているが、さて。
「芸能史上、永遠に謎の人物」のコピーが秀逸。 -
今夜が最高! 毎週土曜日楽しみにしていました。
映画を見て食事して帰宅、そして「今夜が最高!」を見る。若くて疲れを知りませんでした。
レビューではなく思い出です。 -
勉強になりました。
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山下洋輔さんのインタビューが興味深かった。
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≪目次≫
拝啓タモリ様
第1部 タモリ考~基礎編
第2部 タモリ考~ジャズ編
第3部 タモリ考~応用編
≪内容≫
「いいとも」終了が発表された時期に出された河出書房新社の「文藝」の別冊ムック。タモリの芸能界での歴史は、『タモリ論』には書かれていなかった(そもそもあの本は”論”ではなかった)ので、そんなにタモリに詳しくない私には勉強になった。”タモリ”の芸名は、ジャズの世界での言い回しから来ていることがわかっただけでもよかった。そして、「タモリ俱楽部」をもっと早くから見ておけばよかった、と後悔した。