冥府神の産声 (カッパ・ノベルス)

著者 :
  • 光文社
2.89
  • (0)
  • (2)
  • (4)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 22
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334072322

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  言語明瞭、意味難解!人物がなぜその行動をとり、台詞を言うのかをつかむために、何度後戻りをしたことか。 「冬狐堂」シリーズよりは平易であるものの、頭の中で反芻しながら読む必要があります。でもそれがだんだん面白く感じられてきたりして。 時々「」が誰の発言がわからないところがありました。 臓器移植と脳死判定において積極派である吉井教授が殺された。 かつて教授に対立し大学を追われた相馬は事件の背景を追う。 新宿の段ボール村に身を投じた同輩の九条と、巫女のごとくホームレス達にしたわれる少女トウトは事件と関係があるのだろうか?

  • 2007/9/2

著者プロフィール

1961年山口県生まれ。駒澤大学文学部歴史学科卒業。’95 年『狂乱廿四孝』で第6回鮎川 哲也賞を受賞しデビュー。’99 年『花の下にて春死なむ』(本書)で第 52 回日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門を受賞した。他の著書に、本書と『花の下にて春死なむ』『桜宵』『螢坂』の〈香菜里屋〉シリーズ、骨董を舞台にした〈旗師・冬狐堂〉シリーズ 、民俗学をテーマとした〈蓮丈那智フィールドファイル〉シリーズなど多数。2010 年 1月逝去。

「2021年 『香菜里屋を知っていますか 香菜里屋シリーズ4〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北森鴻の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×