- Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334076108
感想・レビュー・書評
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15年前に自殺として処理された女教師の死は、実は殺人事件だった…?
時効まで24時間、それまでに容疑者を落とせるか。そもそも本当にこれは殺人事件だったのか?
やんちゃ過ぎた高校生の頃のルパン作戦。それを振り返る供述をする女教師の教え子たちと捜査陣との攻防。
被害者の秘密や、過去に起きたいくつもの事件が絡む、読み応えのある一冊でした。
個人的には秘密の内容が好みではなかったけど、全体的にはすごく面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
伏線を全部回収してくれる結末で気持ちよかった。
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⑦/83
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横山の幻の作品
かなり手を入れたようでデビュー作品としては
完成度が高い
さすが横山秀夫だ
4.4点 -
2015_04_07読
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15年前に自殺とされた女性教師の墜落死が、三人の生徒による殺人だったとの情報がもたらされた。時効まではあと24時間。はたして捜査陣は事件を解決の真相に辿りつけるのか?
舞台はほぼ警察署の中。なぜならば15年前に自殺と処理された事件で、時効まではあと一日。今から新しい物証を見つけるのはほぼ不可能。頼れるのは当時の資料と供述のみ。
動きはないが、その分濃密な空気が漂い、否応もなく緊張感が高まっていく。やはり安定の筆力。
構成もミステリー部分ももちろん読み応えがあるが、やはり何といっても息詰まる警察と容疑者のやり取り。事件を起こすのは人だ。人間がしっかりと書かれていているからこそ、魅力的な作品となるのだろう。 -
話が二転三転して面白かったです。色々な箇所で伏線を張っているので、この後どうなるんだろうと気になってしょうがない。
一気に読んでしまいました。