屍蘭: 新宿鮫3 (光文社文庫 お 21-7)

著者 :
  • 光文社
3.62
  • (85)
  • (178)
  • (260)
  • (9)
  • (3)
本棚登録 : 1381
感想 : 103
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334728571

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 新宿鮫Ⅲ読了。やっぱり読み応えあります。後半はそれこそ、一気読み。読み終わって、なるほどこのタイトルか・・・・・って感じ。これで、鮫シリーズは完読。次、どのタイトルが良いのでしょう、教えてください。

  • 第三弾、今回ヤクザは絡まないものの、面白さは抜群でした[m:87]
    フィクションで良かった…
    現実にありそうだけど、あったらかなり怖い事件です。

  • 前作は派手なアクションもあったエンターテイメント作品でしたが、今作はそのような派手なアクションものは身を潜め、地味ながらもじりじりじわじわとくる展開と物語は面白かったです。
    傍から見れば歪んだ関係でつながる人物たちに、罠を仕掛けられる鮫島、その鮫島に協力的な態度を示す警察関係者などなど、前作とは違った意味ではらはら感も感じることができました。
    徐々にこのシリーズの面白さに嵌まっていってます…。

  • 4月18日読了。「このミステリーがすごい!」1994年度の第15位の作品。新宿鮫シリーズ第3作。一匹狼の鮫島の孤独を追う第1作、アクション多めにした第2作ときてこの第3作は敵側の内面描写と彼女らの側から見た鮫島の姿の描写(真田広之のイメージがあるからか「背が高い」という表現に違和感が・・・)を多くしてマンネリ化を防いでいる。敵方がタイプの異なる女性キャラ2人という効果もあるのか、視点が変わって面白い。鮫島が陥る窮地・罠も前作のものよりも絶体絶命感の強いもので、かつ「女性的」とでも言おうか真綿で首を絞めるようなもの。タイトルの「蘭」のイメージもあるか。楽しませてもらった。

  • ★5じゃ足りません。新宿鮫は巻をおうごとに本当にどんどん面白くなっています。
    今回はハードボイルド的なドンパチはなかったですが、鮫島のピンチとか、犯人側の歪んだ心情とか、先が気になってしかたありませんでした。

  • シリーズ三作目は…

    鮫島の縄張りで商売をやっていた、
    高級娼婦の元締め浜倉が殺されちゃってね、
    捜査をすすめるうちに浮かび上がってきた「釜石クリニック」
    調べれば調べるほど謎の多いクリニックでね。
    さらに浜倉の殺害から始まり、
    捜査戦上にあがる人たちが次々と亡くなっていくわけ…。
    一見なんの関わりもないとこがつながってて、
    そこには過去の暗い事件が…。

    そんな感じのストーリー。

    年功序列・上下関係・キャリア・ノンキャリアとかの、
    複雑でおかしな警察内部が描かれてるけど、
    でも、その中でも信頼すべき人は少なからずいて…

    そこにホッとしちゃうんだな。

    このクリニックっていうとこが行ってることとかは、
    実際かなりえげつないし、リアルな世の中にそんなことが
    ありえるとは思いたくない感じ…でもあるんだろうなぁ。

  • 図書館で借りた。

    若干 白夜行 的なテーマが含まれていた。
    こういうテーマって実は昔からあったのだろうか?

    愛する者のために自分が汚い仕事を全てやる!という…

  • ハズレなしの予感。
    19冊。

  • 「新宿鮫」「毒猿」と比べると、大人しいかなぁ。
    でも面白かったです。
    今回の敵は女です。知能犯でおっかないです。
    罠に落ちる鮫島、犯人の姿がはっきりと見えない状態で
    孤独な戦いが始ります。
    私は鮫島は真田広之を頭に描いて読んでます。
    どーしても真田広之なんです。

  • 鮫の3作目。相変わらず面白い。2作目とはうって変わったしんみりとした作品。しかし黒い狂気は2作目を超えているかも。あいつとあいつは親娘だと思ったんだけどな。

全103件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大沢在昌の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×