- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334735036
感想・レビュー・書評
-
どれもが女性主人公の話ではあるけれど
等身大の女とか、意外な人間性とか、
そんな普通の言葉で語れない話もあったぞ・・・
女の念というのでしょうか?
それも怖い方の念ですね。
「レター」だけは別物って感じでホッとしたけど
「別れてほしい」の主人公が怖すぎ!
強かというレベルを超えている。
キツネを連想しましたよ。
尻尾が9つあるキツネね・・・
してやったりと思ったのも事実だけど・・・(^◇^;)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
(収録作品)別れてほしい/耳たぶ/十三月/レター/銀の墨/マリーゴールド/プレゼント/落花/振り返りもしない
-
怖いですね…
別れてほしいの主人公が恐ろしすぎて
他の話を覚えていません(笑) -
短編なんだけど、1個づつそれだけの話でも有りだと思った。
解説も共感出来たし。
また永井さんの本を読みたくなった。 -
専門家でもないので断言はできないけれど、
短編にお手本があるとしたならこの作品はまさに、それなのではないかと思う。
登場人物はみな、女性。
美しいフライトアテンダントだったり成功しつつある写真家だったり主婦だったり。
そこに揺らぎが起こり、あるいはさざめきが起こされ、日常が一瞬で歪む。
歪みのもとはいつでも男性であるのがほろにがい説得力をはらむあたり、さすがのするみ節。 -
人間の裏を見るような…
OLたちが主人公の作品だが
軽くなく、ある意味かなり恐ろしい(笑) -
この中では
別れてほしい
がかなりおそろしくて面白かったです -
永井するみさんは2冊目ですが、これも「ひねり」が利いているというか、懲りすぎないどっきりというか、面白いですね。いずれも女性が主人公で、主に恋愛にまつわる嫉妬から犯罪がおきるわけですが、単純なミステリー分野にも収まらず。短編で似たテーマなのに工夫されていて飽きもこないし、ほんと不思議な?作家さんです。
-
天使みたいな女なんていないのです。