ゲームの名は誘拐 (光文社文庫)

著者 : 東野圭吾

• 光文社 (2005年6月14日発売)

作品紹介・あらすじ

敏腕広告プランナー・佐久間は、クライアントの重役・葛城にプロジェクトを潰された。葛城邸に出向いた彼は、家出してきた葛城の娘と出会う。"ゲームの達人"を自称する葛城に、二人はプライドをかけた勝負を挑む。娘を人質にした狂言誘拐。携帯電話、インターネットを駆使し、身代金三億円の奪取を狙う。犯人側の視点のみで描く、鮮烈なノンストップ・ミステリー。

感想・レビュー・書評

[ききさんの感想 · 2024年4月29日]

タイトル通り。。結末も途中で分かってしまった。。がとても楽しかった。佐久間の慎重で完璧な性格。運も頭の回転の良さももっている大手企業の社長葛城。そしてその葛城の少し生意気な家出娘。どの人物も良かった。身代金がちゃんと奪えたのに本の残りページ数があると逆か！？って思ってしまうよね。。でも、映画も見てみたい！！答えが分かっていても楽しく観られそう。

[ねのきちさんの感想 · 2024年3月9日]

なんだかんだですんなり身代金ゲット、で、まだ残りが半分ほどあったので、どんでん返しがあるんだろうな、というのは予想がつくけど…。そこからのどんでん返しが、さすがの東野圭吾ミステリーでした。

[minoさんの感想 · 2024年1月30日]

登場人物全員悪者
どこにも共感を見出せない私は恵まれた育ちをしたのだろう。
普通だと思って生きてきていても、豊かな感受性と判断力を持っているのだろう。

[ゐン漆°さんの感想 · 2024年1月15日]

読んでてワクワクしたし、続きがどんどん気になった

[chifuyukさんの感想 · 2023年12月22日]

映画化されたそうだが、全く知らなかった。確かに映像にするといいかも。悪い人しか登場させないという意図で書かれたそうで、なるほどと納得。まあ、あんな人に手玉に取られる悪人は可愛いもんだ・・・

[うきさんの感想 · 2023年12月22日]

タイトル通りにストーリーが進行していったけど、ラストどんでん返しだった！
でも、本当の最後はどうなったの？？？

[omuさんの感想 · 2023年10月17日]

最近めっきり本読まなくなってしまって…
今も読み途中の本が何冊かあるけど、そっちが全く進まなくて。東野さんのなら進むかなって思ったら案の定ページめくる手がとまらず！！！

なんとなく葛城家の人達に弄ばれてるんだろうな、って予想はついたけど、もちろんそれだけじゃ終わらずで。1回想像の斜め上をいかれたらもう読み進めずにはいられない…！！！
登場人物みんな馬鹿ではなかったけど、いい人も１人も居なくて。
単に本物の樹理だけ知られずにひっそり死んだってことだよね。それだけは辛すぎるし、葛城家全員終わってるな、って思ったけど、それが東野さんの味なのかねー。

これからもやっぱり東野さんの作品は読んでいける！！

[maverickさんの感想 · 2023年9月8日]

面白い。
最後の一文が衝撃的。

[もあさんの感想 · 2023年8月18日]

発想は間違いなく天才！
けど、動機が軽すぎる。ここだけ、納得がいかないし、もうちょい頑張って欲しかった。

[boooooookさんの感想 · 2023年7月28日]

東野さんのは読みやすい。これも読みやすい。
そして、最後らへんに急展開。これも安定の東野さん。９割くらいを普通に読ませる意地悪展開。
主要人物全員悪いやつー

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。