夕萩心中 (光文社文庫 れ 3-5)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334742676

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  • 『戻り川心中』に続いて、
    花をテーマにした短編「花葬シリーズ」をまとめたもの。

    これもどんでん返しもののミステリですが、物語全体を覆う花のイメージがうつくしいです。

    客観的に見ると、酷い真相ばかりなのですが、
    重ねられる花の印象が強く、どこか物哀しい後味を残すものばかりです。

    最初に収録されている「花緋文字」が一番好きです。
    どこまでも救いようがない暗い物語と、
    読後に残る美しい過ぎる花の幻影の対比が、印象に深かったです。

  • 2007年7月19日読了

  • 持っているのは講談社文庫

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著者プロフィール

連城三紀彦
一九四八年愛知県生まれ。早稲田大学卒業。七八年に『変調二人羽織』で「幻影城」新人賞に入選しデビュー。八一年『戻り川心中』で日本推理作家協会賞、八四年『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞、同年『恋文』で直木賞を受賞。九六年には『隠れ菊』で柴田錬三郎賞を受賞。二〇一三年十月死去。一四年、日本ミステリー文学大賞特別賞を受賞。

「2022年 『黒真珠 恋愛推理レアコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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