ラットマン (光文社文庫 み 31-1)

著者 :
  • 光文社
3.68
  • (430)
  • (1044)
  • (876)
  • (141)
  • (30)
本棚登録 : 7815
感想 : 792
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334748074

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • やられた!!二転三転する物語に、踊らされっぱなしでした。焦らすのがとても上手。ラストに向かって謎が次々と明らかになる辺りは爽快でした。でも、事件に関わってる人達、あんま好きじゃないなぁ…。同情の余地なし。

  • バンドマン4人組を中心にすすむ話。
    元メンバーの事故?殺人?をきっかけに物語が急展開。
    どんでん返しが2回あった。

    最後の最後まで見入った
    先入観が人の人生の歯車を狂わせていった。
    一番かっこよかったのは父親だった。
    可哀想な姉の描写に泣きそうになった。

    主人公:姫川亮
    友人:谷尾竹内
    殺された彼女:ひかり
    光の妹で現メンバー:桂

  • やっぱり、どんでん返しだとわかった上で読んでしまうと良くないな...になってしまった.ラスト付近の主人公及び、周りの感情描写などが不十分な為舞台装置を機械的に2転3転動かしているだけのようには感じてしまった(?)けど、トリックを抜きにしても小説としては面白かった.(時折入る英文はあまり好きでは無かった)
    ところで、道尾秀介感をかなり感じた作品だと思った(シャドウを読んだ時の匂いと同じもの(途中の凌辱の描写や犯人の意外性の方向などが似ているので)を感じたので)

    1つどうしても腑に落ちないのは暗闇で入口をバレずに抜けるなんて不可能じゃないか?(これはとんでもなく広い入口じゃないと無理だし、かなりprobabilityの行動なので、えー...の気持ちになる)

  • ほおおお、凄いですねこれは。
    「!?」が3回くらいあって面白かった。

    最初は全てにおいて最悪なイメージを持って読んでたけど読み終えた今は全て覆ってる、、著者の巧みなトリックあっぱれ〜

    先が気になるので読んでて飽きなかった◎
    道尾秀介さん他にも読んでみたい

  • 私の好きな真相が二転三転する話だった。
    上手い具合にミスリードされていき、勘違いしたまま読み進めていたなぁと最後に感じられるのがおもしろかった。
    道尾秀介さんの作品を読むのは初めてだったけど、他にも有名な作品があるので読んでみたいと思う。

  • まんまと騙された

  • バンドマンの主人公が人生で色々思い違いしちゃうお話。いや、登場人物の多くが思い違っちゃう。
    この小説を読んで、やっぱり伝える努力は怠ってはいけないなぁ、というのと、言われていないことを勝手に忖度して突っ走るのはよくないなぁ、と思いました。

  • どんでん返し好きとしてはとても良い作品だったと思う。読了感も良い。犯罪を隠すという点では、容疑者Xの献身と似ている部分もあるが、完成度というか衝撃度ではやはり容疑者Xの献身を超えられないか。

  • バンドメンバーに間で起こった事件と、主人公の過去の事件が重なりながら、徐々に謎がとけていくストーリー。面白かった。
    あれかな、これかな、と想像しながら読み進めているものの、結局最後は騙されました。

  • 結成14年のアマチュアロックバンドが練習中のスタジオで遭遇した不可解な事件。浮かび上がるメンバーの過去と現在、そして未来。亡くすということ。失うということ。胸に迫る鋭利なロマンティシズム。注目の俊英・道尾秀介の、鮮烈なるマスターピース。

    2023年一作目は『ラットマン』

    道尾秀介作品らしさ全開で、2,3回どんでん返しがある。

    音楽に疎いので流し読みした箇所も多く、「最初のエレベータのシーンいるか?」とか思ったが、気にしないことにしよう。

全792件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

1975年生まれ。2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し、作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』が100万部超えのベストセラーとなる。07年『シャドウ』で「本格ミステリー大賞」、09年『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、10年『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、同年『光媒の花』で「山本周五郎賞」を受賞する。11年『月と蟹』が、史上初の5連続候補を経ての「直木賞」を受賞した。その他著書に、『鬼の跫音』『球体の蛇』『スタフ』『サーモン・キャッチャー the Novel』『満月の泥枕』『風神の手』『N』『カエルの小指』『いけない』『きこえる』等がある。

道尾秀介の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×