プロタゴラス: あるソフィストとの対話 (光文社古典新訳文庫 Bフ 2-1)

  • 光文社
3.86
  • (21)
  • (35)
  • (20)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 331
感想 : 44
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334752217

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 初プラトン。新訳のおかげか、読みやすい。哲学。

  • ギリシャ、アテネなどを舞台とした作品です。

  • 快いことは善いもので苦しいことは悪いものだとすれば、人は何故、快楽を悪としたり、ある種の苦行を善としたりするのだろうか。本論とは少しずれるんだけど、クライマックスの議論の中で、そこのところの指摘が個人的には面白かったかな。

  • 徳(アテレー)とは何か。
    良いこと、悪いこと。
    快楽、苦痛。
    知識、無知。

  • 徳は人に教えることができるか。
    勇気とはどういうものか。
    ソクラテスは対話の中で一定の答えを出すが、それがまた矛盾を生み結局うやむやになる。
    それが哲学の宿命であることを理解せよと。
    いかにも哲学っぽい物語だけど、正直面白くはない。

  • ソクラテスの立論の仕方から感じるのは、「あいまいな応答」を許さない、ということ。質問に対して相手の答えを聞いたら、「それはどういうことか。AとBが考えられるが、そのどっちだ。」「その答えは、先に君が答えたこととは整合しない、つまり先に君が言ったことは間違いということだ」といった、混ぜ返しで本質に迫る、というもの。

  • 初めて、プロタゴラスを読みました。
    ソクラテスとプロタゴラスの哲学の議論。
    前提条件をおきながら、それが正しいとすればとの問いかけが、なるほどと思わせる内容です。
    短い中に、哲学議論のエッセンスが詰まっているように感じました。哲学の論理って難しいですね。

全44件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

山口大学教授
1961年 大阪府生まれ
1991年 京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学
2010年 山口大学講師、助教授を経て現職

主な著訳書
『イリソスのほとり──藤澤令夫先生献呈論文集』(共著、世界思想社)
マーク・L・マックフェラン『ソクラテスの宗教』(共訳、法政大学出版局)
アルビノス他『プラトン哲学入門』(共訳、京都大学学術出版会)

「2018年 『パイドロス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

プラトンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×