愛憎: 吉原裏同心(十五) (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334763077

作品紹介・あらすじ

吉原で近頃人気の中籬に脅迫文が投げ込まれた。相談を受けた吉原会所の神守幹次郎らが調べ始めたところ、その前に刺客・夜嵐の参次が現れた。参次は人気花魁・薄墨太夫の前にも出没。そして、薄墨が可愛がっていた禿の小花が消えた。はたして小花の拐かしの首謀者の狙いは何か。また、幹次郎と薄墨太夫を狙う夜嵐の参次の正体とは-。絶好調シリーズ第十五弾。

感想・レビュー・書評

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  • 田沼派の暗躍は前回で一応終了したのか、今回は長崎から違う勢力が登場。
    確かに当時の吉原がもつ経済的な魅力は途轍もないものだったと思うけれど、攻め方があまりに強引なので完全な悪役にしかならない。まあ勧善懲悪物語なので仕方がないか。
    鉄砲が登場すると流石に幹次郎の剣も危なくなるので飛び道具の必要性も分かりますが、この技で鉄砲に立ち向かうのは流石に無理があると思う。

  • 吉原裏同心も15巻目になった。よくこれだけ事件のアイデアが出るもんだ。
    この詩リリーズを読むきっかけは9巻か16巻を最初に手にしたことだったと記憶している。
    1巻から読みだしたので、16巻も再読してみよう。

  • ラストで

  • 二梃かみそりの達次、夜嵐の参次といった二つ名の持ち主が登場する中、おとぼけの親分ってw この辺の崩しっぷりが良い感じでアクセントとなってるから、シリーズに飽きが来ない。幹次郎の下手くそな俳句も人間臭くて好きだ。

  • 薄墨太夫の昔の知り合い登場。とは言いつつ、勝手に懸想され、勝手に付きまとわれるという災難。
    おまけに前作で薄墨が引き受けた禿がさらわれ、身代わりの左吉までも消える。こちらはもちろん会所の面々が解決しますが、新しく親分登場で、この先も出てきそうな感じ。
    吉原でも変わった趣向を試みる妓楼も出てきて、まるでAKB劇場かと思いました。
    そしてもう一つあららと思ったのが、信州から来た力士見習いの魑魅魍魎話。
    時々現実離れしたエピソードをちょいちょい持ってくることがあるけれど、正直ない方がすっきりするのになぁと思いました。

  • 原作ではここでようやく番方は結婚したんだね。なるほど。
    今回は割りと小振りの話でした。

    魑魅魍魎は必要だった?

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    吉原で近頃人気の中籬に脅迫文が投げ込まれた。相談を受けた吉原会所の神守幹次郎らが調べ始めたところ、その前に刺客・夜嵐の参次が現れた。参次は人気花魁・薄墨太夫の前にも出没。そして、薄墨が可愛がっていた禿の小花が消えた。はたして小花の拐かしの首謀者の狙いは何か。また、幹次郎と薄墨太夫を狙う夜嵐の参次の正体とは―。絶好調シリーズ第十五弾。

    9月8日~10日

  • 薄墨太夫には次々と災難が舞い込んでくるなぁ

  • 主人公強すぎ!

    2013/11/30図書館から借用;12/05朝の通勤電車から読み始め;12/06出張の電車で読了

  • 俳句のうまくなさ加減(ま、下手さ加減とは言うまい)の自覚が主人公に出てきて、シリーズの欠点が減った感じと言いましょうか。(^^;
    誘拐の話と、包丁投げの特訓の話ですね。
    居合いの感じで包丁投げって、どうしてもうまく飛ばないように思えるんだけど、どうだろう?(^^;

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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