サクラ咲く (光文社文庫 つ 16-1)

著者 : 辻村深月

• 光文社 (2014年3月12日発売)

感想・レビュー・書評

[奈央さんの感想 · 2018年2月26日]

辻村深月さんの本はやはり繋がっていて面白い

読んだ後に、爽快感というか
全てが繋がって読んでよかったー！！と思う作品。

登場人物が再び繋がることが面白い

10代の中高生の心理面が描写されていて
なんか分かるってなる。

[シェラさんの感想 · 2014年6月16日]

最初の二編は中学生。最後の一編は高校生の話です。
それぞれの時代の微妙な心の変化が丁寧に描かれていました。

３つの話に、ちょっとずつ登場人物がからんでいます。
最初と最後の絡み方は絶妙です。

学校の図書室がちょっと素敵な場所に思えてきます

[leucocoryneさんの感想 · 2014年4月26日]

中高生が主人公の3つの中編集。それぞれ微妙につながっている。どのお話も良かった。満足。
みんなそれぞれ悩みを抱えているけれど、キラキラしている。眩しいし、羨ましい。。もう戻りたくても戻れない学生時代を懐かしく思い出した。

[みいさんの感想 · 2024年4月24日]

辻村さんの青春もの。学生たちの話大好き〜。
最後の話で、お父さん…！てなって最高だった。ほんとに頑張ったのね。

[cherryさんの感想 · 2024年4月4日]

中高生の素敵な青春が胸にグッと来ました。感動的でとても良かったです。

[レーズンバターサンドさんの感想 · 2024年4月1日]

三編の登場人物に関係性があって、最後の編で鳥肌が立ちました。それぞれの物語が好きだなぁ、沁みると感じたのは初めてです。

[浦安の読書家さんの感想 · 2024年1月20日]

『約束の場所、約束の時間』
『サクラ咲く』
『世界で一番美しい宝石』
若美谷中学と高校を舞台に3つの物語を紡いだ傑作集。

人が生きる上で、最も大切なものは何か？を問う一冊。

本書は若い読者向け。悠、朋彦、マチ、一平の物語。

二度と戻らないあの日、青春という透き通った日々の喜びや痛みを瑞々しく描く。

[jotoさんの感想 · 2023年12月31日]

些細なことでドキッとしたりチクっとしたりした学生時代のことを思い出しながら読み進めた。お気に入りは「世界で一番美しい宝石」。良いものを作りたいという情熱が、映画の撮影や映画部の発足に繋がっていった。先輩の映画出演が決まった場面にはウルっときた。父親の「きっと、無駄にはならない」という言葉も印象的。失敗を恐れず、良いものをお客さんに届けようという情熱を持ってものづくりに励みたい。きっと、無駄にはならない。

2023/12/31 読了

[ゆんさんの感想 · 2023年10月11日]

涙は出なかったけど辻村さんならではの短編だけど…があってキューンてなった。これは続篇欲しいなぁという感じ。新薬を朋彦が開発してくれた後の悠のその後が知りたいなー。

[きょんさんの感想 · 2023年10月2日]

○約束の時間
○サクラ咲く
○世界で1番美しい宝石

こんなふうに
誰かを想い、誰かと共に
過ごせたらいいな。

希薄な現代に伝えたい1作

著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ！』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」