だいじな本のみつけ方 (光文社文庫 お 43-6)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334774523

感想・レビュー・書評

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  • 本屋さんで働く青山さん。作家の新木真琴さん。そして、主人公の野々香は人と人の心を繋ぐことの大切さをストーリーの中で展開してゆく。サン・テグジェペリの「人間の土地」の中で、職業の偉大さは人と人を親和させる点にあると言ったことを思い出した。

  • 本のことが大好きな中学生の話。
    一番好きな本を他人に紹介するのを躊躇うところなんかは自分と同じ。まさに本好きの人にしか書けない作品だと思います。

  • 発売前の本を見つけたことから始まるミステリー。対象年齢が低そうだな、と思ったら、中学生向けの新聞に連載されていたんですね、納得。自分の好きな本、またはジャンルを人に話すのって勇気いります。なんか照れるし、説明の仕方でその魅力が損なわれたらいやだし、けなされたりしたら頭にくるし。本好きあるあるが詰まっていました。荒木先生と青山さんはその後どうなるのかな。他のシリーズにでもひょっこり顔出してくれないかな。

  • 本好きにはたまらないストーリー
    昔に読んでたら職業選択が違ったかも

  • 【あらすじ】
    中学生の野々香は、放課後の校舎で、まだ本屋さんで売られていないはずの文庫本をみつける。大好きな作家・新木真琴の発売前の新作だ。
    なぜここにあるの?
    謎に導かれて、野々香は本が好きな仲間や、本に関わる仕事をする大人たちと出会う。
    本は世界を広げ夢を作り、素敵な出会いをもたらしてくれるのだ。
    あなたにもだいじな本とだいじな人が、みつかりますように。

  • 本好きの中学生が奮闘する、とってもとってもかわいらしいミステリ。
    小学生のときに読んで、少しおにいさんおねえさんなこの子たちに憧れたかった。今や我が子を目を細めて見る思い。
    本が好き、は、広がる。

  • 書店勤務の経歴を持つ著者の本がらみの話、大好きです。成風堂書店シリーズのような大人の話も楽しければ、本作のような子どもの話も和めます。

    本をこよなく愛する中学生・野々香、その天敵だけど同じぐらい本を愛している秀臣、野々香と秀臣が大ファンの作家を叔父に持つ浩一の奮闘とささやかなミステリー。彼女たちが町の書店に持ち込む企画は盛り上がること間違いなし。大人向け子ども向けと、大人が決めてしまいがち。子どもだった頃の気持ちをなぜ忘れてしまうのか。

    本の味わい方はいろいろ。世の中の本屋さん、どこもなくなりませんように。

  • この人は、本当に本が好きなんだなあ。

  • ミステリーですが、推理劇ではなくて主人公である中学生たちが体当たりで解き明かしていく感じ。幼少期から読書に耽溺していた人にとっては、感じるところの多い作品だと思う。自分は中学生の頃には何を読んでいたのか、思い出しながら読み進めました。

  • 本好きの中学生の物語。
    ちょっぴり優等生すぎるかな、と思うけど、かわいらしく素敵なお話。

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著者プロフィール

大崎梢
東京都生まれ。書店勤務を経て、二〇〇六年『配達あかずきん』でデビュー。主な著書に『片耳うさぎ』『夏のくじら』『スノーフレーク』『プリティが多すぎる』『クローバー・レイン』『めぐりんと私。』『バスクル新宿』など。また編著書に『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』がある。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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