街を歩けば謎に当たる: 日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作家アンソロジー2 (光文社文庫 こ 1-20)

制作 : 光文社文庫編集部 
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334778194

感想・レビュー・書評

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  • 光文社文庫編集部・編『街を歩けば謎に当たる 日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作家アンソロジー2』光文社文庫。

    日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作家によるアンソロジー第2弾。文庫書き下ろし。好きな作家の短編が何作か収録されているこの第2弾のみを購入。海野碧、両角長彦、石川渓月、川中大樹、前川裕の5名の作家が『街』をテーマに競作。

    海野碧、前川裕の作品が群を抜いて面白かった。

    海野碧『向こう岸の家』。珍しく海野碧が女性視点で描いたミステリー。じっくり描かれるストーリーと丁寧な文章は読み応えがある。夫と別居中のアラフォー女性が娘と共に地方都市に暮らす母親の家に移り住む。幼い頃に母親と何度か訪れた『向こう岸の家』……あの記憶は何だったのか。

    両角長彦『あいつのいそうな店 新宿ゴールデン街200』。魔窟新宿ゴールデン街を舞台にしたミステリー。恐ろしい結末。女性は恐い。

    石川渓月『弁慶は見ていた』。この作家の作品は何作か読んだが、いずれもイマイチ。本作もまた。

    川中大樹『ファミリー、そこでヤマトだまし』。タイトルが全て。期待していたほどではなかった。

    前川裕『僕の自慢の親友』。前川裕らしい作品。エリートが犯した無軌道無慈悲な殺人は何が理由なのか……

  • 解説が分かりづらい。
    『弁慶は見ていた』が良かったかな。

  • 2019年3月光文社文庫刊。シリーズ2作目。海野碧:向こう岸の家、両角長彦:あいつのいそうな店、石川渓月:弁慶は見ていた、川中大樹:ファミリーそこでヤマトだまし、前川裕:僕の自慢の親友、の5篇のアンソロジー。なんとか読み終えましたが、あまり、心に残りませんでした。

  • 2024.02.04
    この中では、前川裕の作品が1番だった。アンソロジーの良さは新たな出会いがあること。

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著者プロフィール

現在、関西学院大学理学部准教授・宗教主事。2010 年より日本聖公会京都教区ウイリアムス神学館非常勤講師。
著書『新約聖書解釈の手引き』(共著、日本キリスト教団出版局、2016 年)、『新約聖書の奇跡物語』(共著、リトン、2022 年)訳書E. ギューティング『新約聖書の「本文」とは何か』(新教出版社、2012 年)、R.カイザー『ヨハネ福音書入門―その象徴と孤高の思想』(教文館、2018 年)など。

「2023年 『今さら聞けない⁉︎キリスト教 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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