わかりたい! 現代アート (知恵の森文庫)

著者 : 布施英利

• 光文社 (2017年4月11日発売)

感想・レビュー・書評

[jericoさんの感想 · 2023年9月25日]

デュシャンから始まったと言われる現代アートを100年間を代表的なアーティストの作品を通して、布施さんが分かりやすい文体で解説してくれる。
願わくば作品写真も一緒に載せてくれればスマホを取り出す事なく読めたのに・・・と思いましたが、内容的には入門書としても最適。

[yamasnowboarderさんの感想 · 2023年9月5日]

時には理解しがたい現代アート作品、それらをどう読み解くのかを解説してくれている一冊。それにしても布施さんの考察/解説には美術の相当な造詣深さが垣間見える。
ちなみに自身現代アートは結構好きな方なのでもっと貪欲に美術館とかに行ってもいいかもってちょっと思った。

本書に作品自体は載っていないので、作品を知らない場合はネットで作品を検索してから読むのがおススメかもです。

[TaHiさんの感想 · 2023年2月26日]

布施英利「わかりたい！現代アート」読了。現代アートの歴史を芸術家の変遷を辿りながら楽しく学べた。その際スマホ片手に都度画像を確認しその奥深さを堪能できた。特にドナルド・ジャッドの禅のような作品は好みだ。それには意味がないが故に見る側の気持ちが静かに落ち着きそれで満たされるとの事。

[k-hajimeさんの感想 · 2022年11月11日]

2022.11.11 とても面白く読ませていただきました。なかなか深くて、ますますハマってしまう。
アートは本当にわけわからなくて楽しいです。

[ぽっぴーさんの感想 · 2020年9月5日]

白と黒の例はとても印象に残った
視覚的情報か、それとも感覚的情報なのか。

[haru2012さんの感想 · 2017年11月25日]

現代アートをモダンとポップにカテゴリー分け、代表的アーティスト34名を紹介。プロローグはデュシャンの泉、カンディンスキー、モンドリアンからダミアンハースト。会田誠、名和晃平、Chim↑Pom、目まで、100年の見取り図を描く。

マンガ風の挿絵、絶妙に合っててウマイなぁと思ったら、TYM344という現代アーティストの方によるものでした。さいごのひとこと表現もなるほどです。

[manybookさんの感想 · 2017年7月26日]

現代アート＝モダンとポップ

モダン　抽象と言葉

・モダン
カンディンスキー
モンドリアン
マレービッチ　スプレマティスムの正方形
パウル・クレー　造形思考　バウハウス
ピカソ　ゲルニカ　新聞記事で描いた
デュシャン　レーモン・ルーセルからの着想　言葉の二重性
マックス・エルンスト　シュルレアリズム　フロッタージュ、デカルコマニー、コラージュ
マグリット
ルーチョ・フォンタナ　空間概念
バーネット・ニューマン　抽象が出発点　崇高
ポロック　ドリッピング　ポーリング　オールオーバー(絵に包まれる感覚)
ドナルド・ジャッド　ミニマリズム
河原温　日付絵画
フランク・ステラ　装飾
ロバート・スミッソン　ランドアート
関根伸夫　もの派　位相ー大地
ジェームズ・タレル　

・ポップ
アンディ・ウォーホール　ポップアート　具象絵画、具象美術の逆襲
クレス・オルデンバーグ
ジャスパー・ジョーンズ　ネオ・ダダ
ゲルハルト・リヒター　フォト・ペインティング
ナムジュン・パイク
赤瀬川原平
ブルース・ナウマン
ギルバート＆ジョージ　歌う彫刻
ジョセフ・コスース　１つと３つの椅子
アニッシュ・カプーア
シンディ・シャーマン
ジェフ・クーンズ
蔡國強
ダミアン・ハースト　センセーションでアートマーケットに問いかける
会田誠
名和晃平　彫刻的要素
Chim↑Pom
目

[kankankawaiさんの感想 · 2017年5月8日]

‪1917年マルセル・デュシャンの「泉」から現在までの100年の現代美術をモダンとポップのカテゴリから影響を与えた美術家を取り上げ作品とともに解説。時系列に辿ることで連綿と続く現代美術の流れが理解できる。有りそうでなかった書籍。‬

著者プロフィール

解剖学者・美術批評家

「2021年 『養老孟司入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」