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- Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334925130
感想・レビュー・書評
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再読。やっぱりさっぱりと忘れていた。
章立ての妙技である。
・連作の様な長編のような…。でも面白かった。相変わらず女性を書かせたらすごいと思う。ただどろどろしてるわけじゃない、人が持っている影みたいな暗い部分がとてもリアルに見える。
・人気作家藤子のようなキャラクターが、すごい魅力的でした。
「受け入れたわよ。受け入れて、そして吐き出したのよ」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大ベストセラー作家で、50歳を過ぎても、年下の男を惹きつけずにはいられないくらい強烈な魅力をもつ、天衣無縫な豪徳寺ふじ子と、かつてはその秘書であり、今は売り出し中の作家として苦労している珠美。
ふたりの、信頼しあっているようでもあり、妬んでいるようでもあり、憎んでいるようでもある、「肉体関係を伴わない恋愛関係」を軸に、過去に起こった事件が徐々に明かされていく・・・というミステリー。
柴田よしきはほの暗い情念の描き方がうまい、と思う。