銀の砂

著者 :
  • 光文社
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334925130

感想・レビュー・書評

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  • 再読。やっぱりさっぱりと忘れていた。
    章立ての妙技である。

    ・連作の様な長編のような…。でも面白かった。相変わらず女性を書かせたらすごいと思う。ただどろどろしてるわけじゃない、人が持っている影みたいな暗い部分がとてもリアルに見える。
    ・人気作家藤子のようなキャラクターが、すごい魅力的でした。

    「受け入れたわよ。受け入れて、そして吐き出したのよ」

  • 大ベストセラー作家で、50歳を過ぎても、年下の男を惹きつけずにはいられないくらい強烈な魅力をもつ、天衣無縫な豪徳寺ふじ子と、かつてはその秘書であり、今は売り出し中の作家として苦労している珠美。
    ふたりの、信頼しあっているようでもあり、妬んでいるようでもあり、憎んでいるようでもある、「肉体関係を伴わない恋愛関係」を軸に、過去に起こった事件が徐々に明かされていく・・・というミステリー。
    柴田よしきはほの暗い情念の描き方がうまい、と思う。

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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