さやかの季節

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 58
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334925703

作品紹介・あらすじ

小さなつまずきに大泣きしたり、急にいろいろ嫌になったり。かと思えば突然前向きな気持ちになったり-。ゆるやかに過ぎていく日々が、たまらなく愛しい青春の物語。実家を離れてはじめてのひとり暮らし-ベジタブルハイツ物語2。

感想・レビュー・書評

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  • 大学1年生になった山本さやかの日常。

    新学期そうそうのチャラ男との失恋。
    奥野くんとアラやんのダブル恋愛攻撃の勝敗。

    娘溺愛の父の指令で大学にやってきた兄。
    親友の反田ちゃんの悩み。

    非常勤の先生にスカウトされたこと。
    彼氏の奥野くんとの喧嘩の行方。
    1年の終わり、実家のベジタブルハイツの存続についての家族会議。

    続編、なのね。元の本を読んでいないので、ぜひ読んでみたい。

    わがままで甘ったれの女子大生さやかの、どうでもいい日常なんだけど
    それが日々の本当の姿なのかもしれない。

  • 久しぶりに小説読んだ。
    そして久しぶりの藤野千夜さん。

    大学生の主人公さやかとそのお友達たちを中心にした物語なんですが、取り立ててすごいオチとかそういうのはなくて、ホント普通の日常話でした。
    ベジタブルハイツを読んでないんで(存在は知ってる)、あ…つながってるんだ。と読む順番をやや失敗してしまいましたが、別に何ら問題はありません。心情としてモヤッとするくらい(笑)

    なんかホントに普通の話なんだけど、これは年を取って読んだから「ふーん」程度の感想しか抱けないのかぁとも思いました。

  • ■小さなつまずきに大泣きしたり、急にいろいろ嫌になったり。かと思えば突然前向きな気持ちになったり―。ゆるやかに過ぎていく日々が、たまらなく愛しい青春の物語。実家を離れてはじめてのひとり暮らし―ベジタブルハイツ物語2。

    ■■藤野千夜らしい作品。この人の書く主人公って、どこか滑稽で馬鹿に見えるんだよね・・・。たぶんそれが藤野千夜流女の子なのでしょうが。ちょっと食傷気味。微妙にアクの強い子が多い。

  • 女子大生の日常を描いた小説。
    普通にありふれた出来事なんだけど、特に大きな事件があるわけでもないんだけど、でもなんだかおもしろい。

  • 女子大生さやかの日常。
    ほんとに日常。
    ただそれだけ。
    盛り上がりも特になく
    ほんとにそのへんにいそうな女子大生で
    共感できるキャラもなく。。
    同世代が読めば面白いのかね。

    【図書館・初読・10/29読了】

  • 『ベジタブルハイツ物語』で女子高生だったさやかが大学に入ってはじめての一人暮らし。
    小さなつまずきに大泣きしたり、急にいろいろ嫌になったり。かと思えば突然前向きな気持ちになったり。大学でできた大人な友達。軽薄な前カレ。穏やかな恋人。相変わらずしつこく電話してくる父親、そして児童劇団時代のライバル、海野かつ子――。
    ゆるやかに過ぎていく日々が、たまらなく愛しい青春の物語。

  • 5月6日読了。

  • ベジタブルハイツ物語2、といっても続編というよりはサイドストーリーっぽい。

  • 080319

  • 内容としては、お気楽だけどそれなりに悩みもある女子大生の一年、という感じ。それよりなにより、素晴らしいのは表紙の絵ですよ!

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著者プロフィール

1962年福岡県生まれ。千葉大学教育学部卒。95年「午後の時間割」で第14回海燕新人文学賞、98年『おしゃべり怪談』で第20回野間文芸新人賞、2000年『夏の約束』で第122回芥川賞を受賞。その他の著書に『ルート225』『中等部超能力戦争』『D菩薩峠漫研夏合宿』『編集ども集まれ!』などがある。家族をテーマにした直近刊『じい散歩』は各所で話題になった。

「2022年 『団地のふたり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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