迫りくる自分

著者 :
  • 光文社
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感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334929275

感想・レビュー・書評

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  • 自分に似た男に罪を着せられた主人公の逃亡劇。自分の顔をした男が価値観が違うジレンマが面白かった。違和感すごいだろうなー

  • 併走した電車の車内に、自分にそっくりの男を見た理司。
    ある日、バーでその男と再会する。
    その日から、理司は、見られている様な、自分を付けている目を感じるようになった。

    前半はゾクゾクするような、不気味な恐怖を感じながら読みました。
    後半になっての逃亡劇は、これってどう終わるの?と先が気になってページをめくる手をとめられなかったです。

    自分にそっくりな人、会いたくないな~。

    あとがきを読んで、著者に興味を持ちました。
    確かに、今、読書酔いからは覚めた感じ。
    あとがき効果ですね。

  • 一気に読んでしまった。
    読み出したら止まらなかった。
    オチというか、理由はすぐにピンと来ていたし、ある程度先が読める展開ではあったが、それでもワクワクしてゾクゾクした。
    自分と同じ顔の人間には、やっぱり会いたくないな。
    鏡見るだけでいい。

  • 動物モノのアンソロジーで初読みした似鳥くん、何気ない日常を切り取っただけの話だったのだがそのシャープな目の付け所wと展開がなかなか面白かったのでお手並み拝見と長篇にチャレンジしてみた。
    切迫感を持続したままに一気に読ませる疾走感はやはりこの人の持ち味で読み応えはあるのだが肝心の設定やオチの付け方がちょっと強引で稚拙さも目立ってしまったのは残念。
    それと間違っても一般ピーポーがヤクザに拳銃突きつけるなんて真似をさせちゃいけない、「ゴールデンスランバー」が名作である所以は青柳のチキンっぷりが共感を呼ぶことに他ならないのだから

  • 似てる人と飲んだら婦女暴行の犯人にされる話。
    中盤からの疾走感が凄い。ラストもきれいにまとまってる。地味に、あとがきが面白い。

  • 話の展開が早く、そりゃないなーと思うような場面も、絶対に主人公が死なないアメリカのアクション映画みたいと思えば大丈夫。
    勢いで読めてしまいました。
    最後の一ひねりが良いのか悪いのか、ちょっと悩むところですが、でも全体を通して面白かったです。

  • 図書館にて借りる。本編とあとがきとの落差が…(笑)

  • 自分とそっくりな人間と出会ったことから
    酷い事が起こり始める。
    犯してもいない罪のせいで逃走する様子は
    「ゴールデンスランバー」に似た感じです。
    他の作品とは違いコメディな感じは一切なし。
    最近お気に入りの作家さんの一人です。

  • 面白かった~~
    朴さんが何とも言えずいいです
    初めての似鳥さんですが、もっと読んでみようと思いました

  • 引き込まれてほぼ一気読み。
    事件に巻き込まれてどんどん進む展開と、状況がリアルに
    想像できて、怖かったし面白かった。
    佐伯さんが好きだな、・・・希望がないと生きていけない。

著者プロフィール

1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー。「市立高校」シリーズ、「戦力外捜査官」シリーズ、「楓ヶ丘動物園」シリーズなどの人気シリーズの他に『難事件カフェ』『迫りくる自分』『きみのために青く光る』『シャーロック・ホームズの不均衡』『レジまでの推理~本屋さんの名探偵~』『101教室』『彼女の色に届くまで』『100億人のヨリコさん』『名探偵誕生』『叙述トリック短編集』『そこにいるのに』『目を見て話せない』『生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班』などがある。

「2023年 『育休刑事 (諸事情により育休延長中)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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