藤沢周平と江戸を歩く

  • 光文社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334975401

感想・レビュー・書評

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  •  周平さんの江戸を舞台にした二十四作品を取り上げ、要旨を説くとともに舞台となった場所を訪れる趣向である。ファンにはたまらない一冊。
     著者の高橋さんは藤沢さんを絶賛している。きっと惚れ込んでいるのだろう。
     この本の良さは、藤沢作品に登場する江戸の彼方此方を、現在歩いたらこんな感じになる、というのを実現している。東京近辺の読者にとっては、かなりお値打ちの一冊であり、これを持ち歩いて、作品を身近に感じることが可能である。地方に住む私にとっては少々悔しい気持ちも入り混じりながら読み終えた。

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著者プロフィール

◎高橋敏夫(たかはし・としお)
1952年生まれ。文芸評論家、早稲田大学文学部・大学院文学研究科教授。早稲田大学第一文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程満期退学。『藤沢周平 負を生きる物語』、『ホラー小説でめぐる「現代文学論」』、『井上ひさし 希望としての笑い』、『松本清張 「隠蔽と暴露」の作家』など著書は30冊をこえる。

「2019年 『抗う 時代小説と今ここにある「戦争」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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