- Amazon.co.jp ・本 (57ページ)
- / ISBN・EAN: 9784338260039
作品紹介・あらすじ
嵐の夜。イギリスの法律事務所で見習いをしている青年ジョナサン・ホーキンズは、カルパチア山脈のとある城砦の扉を叩く。そこの主人は、ドラキュラ伯爵という人物であった。まとった長い黒いマントのせいで、この大男の土気色の顔はいっそう際だっており、ジョナサンは、そのあまりに強烈な印象に圧倒される。しかしながら、ドラキュラにとても親切にもてなされ、ジョナサンの不信感はすっかり消えてしまった。そして、ジョナサンは薬を飲まされ、眠りこんでしまう。ふと目が覚めると、彼は伯爵の囚われの身となっていた。そして首からは血のしずくが…。
感想・レビュー・書評
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トランシルヴァニアのヴラド城砦に棲む「ドラキュラ伯爵」は、生前の罪深い悪行を悔いることがなかったため、死すら請けいれられず「吸血鬼」として闇夜を彷徨っては、美女の生血を糧にして生きる屍でした。オランダのヴァン・ヘルシング教授が推奨する吸血鬼を葬り去る方法とは、ニンニクをたっぷり塗った短刀を心臓に突き刺すというものでした・・・。何度も映画化されてお馴染みのブラム・ストーカー原作『ドラキュラ』が、奇怪なム-ドに包まれた名作絵本として登場、子どもたちを大いに怖がらせることは間違いありません。
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絵めちゃ怖い。ドキドキする。
生きてる人は二人死んじゃうけど、現代の売れてるマンガほど残酷じゃないし、ハッピーエンドだから安心して読める。 -
別冊太陽『こわい絵本』選書
「嵐の夜。イギリスの法律事務所で見習いをしている青年ジョナサン・ホーキンズは、カルパチア山脈のとある城砦の扉を叩く。そこの主人は、ドラキュラ伯爵という人物であった。まとった長い黒いマントのせいで、この大男の土気色の顔はいっそう際だっており、ジョナサンは、そのあまりに強烈な印象に圧倒される。しかしながら、ドラキュラにとても親切にもてなされ、ジョナサンの不信感はすっかり消えてしまった。そして、ジョナサンは薬を飲まされ、眠りこんでしまう。ふと目が覚めると、彼は伯爵の囚われの身となっていた。そして首からは血のしずくが…。」 -
絵が怖い。話以上に怖い。
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知ってるようで知らないと思って読んでみた。
絵の印象も、闇に生きるドラキュラっぽい。
怖がりの子供には向かないかな -
大人用の絵本。
内容も原作とは違って、いささか現代風。絵は雰囲気たっぷりでなかなか良い。 -
言わずと知れた、小峰書店の『愛蔵版 世界の名作絵本』シリーズより。
この本も相変わらず、絵が、すごい。
印象派のようなタッチが特徴の、フランス人画家ブリュチ氏の作品。
構図や色使いが個性的で、ページをめくるたびにハッとさせられる。
原作の『ドラキュラ』を、再構成して絵本に仕立て直した感じで、
脚色されたところが気になる人もいるかもしれないが、
それよりはむしろ、
この本を読んで原作を読みたくなる人の方が多いのではないだろうか。
個人的な難を挙げれば、日本語訳の仕方をもう少し変えれば、
もっと効果的に恐怖感が盛り上がったような印象を受けた。
故に☆4。
それ以外は、最高! -
2012年5月19日
<DRACULA>
ブックデザイン/鳥井和昌